天文雑誌

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天文雑誌（てんもんざっし）とは、天文に関して扱う雑誌。月刊誌が一般的。科学誌に分類される。その時々の天文現象についての解説や、天体観測や天体観望の為のガイド、望遠鏡ショップの広告などで構成されることが多い。

[編集] 日本語の天文雑誌

月刊天文ガイド （誠文堂新光社）

1965年7月創刊、国立国語研究所「現代雑誌の語彙調査」対象雑誌となるなど、書店や図書館等でも天文雑誌の代表的な雑誌である。出版部数8万部（日本雑誌協会2005年データによる)

星ナビ （発行アストロアーツ・発売アスキー）

2000年11月、「スカイウォッチャー」の後継誌として創刊した月刊誌。専門色は「月刊天文ガイド」よりも薄く、初心者・PCやカメラといった関連の趣味をもつ読者を意識した誌面が特徴である。キャッチコピーは「星を楽しみ、星と遊ぶ」。アストロアーツが天文シミュレーターソフト「ステラナビゲータ」の発売元であることから、PCソフト、Webとの連携が充実している。

星ナビ公式

天文月報 （日本天文学会）

日本天文学会の学会誌で、学会員の寄稿する記事・論文が掲載されている。書店では取り扱っておらず、日本天文学会に入会することで毎月郵送されてくる。天文学研究者でない一般の天文愛好者でも「準会員」として入会できる。

天文月報オンライン

[編集] 廃刊・休刊した雑誌

月刊天文 （地人書館）

1934年4月「天気と気候」として創刊。その後1949年に「天文と気象」、1984年に「月刊天文」に改題。編集長入院を理由に、2006年12月号をもって休刊。

月刊天文

スカイウォッチャー （発行アストロアーツ・発売立風書房）

1983年8月に創刊、2000年9月に休刊するまで、17年間発行された月刊誌。創刊間もない頃は、軽いノリの記事も目立ち、初心者や中高生の支持を集めたが、次第に専門色を強めていった。長らく、編集室「エヌ・ジー・シー」（川口雅也編集長）が編集していたが、1997年3月号から編集室がアストロアーツ内に移された。しかし、赤字が続いて立風書房により休刊が決まり、当の立風書房も2004年7月1日に親会社の学習研究社に吸収合併されて解散した。後継誌は星ナビ。