坂下津産業団地
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坂下津産業団地(さかしづさんぎょうだんち)とは、宇和島道路の宇和島坂下津ICの北側に広がる産業団地。かつては「日振新田」埋め立てて「敷島紡績」「近江帆布」などの企業を誘致した。 戦時中は「予科練(宇和島海軍航空隊)」として接収された。戦時中、唯一爆弾が投下され訓練生が多数死亡した。爆弾が湿地帯に落とされたため、くぼみに水がたまり、1970年代に整備されるまで現存し、地元では「爆弾池」と呼ばれた。予科練としての面影は、現在はほとんど残っていないが、丸幸家具の敷地に記念碑と、伊達温泉自動販売機の裏に旧火薬庫が現存している。また、地元の古老の中には、今でもこの地域を「予科練」インター近くにある「板島橋」を「予科練橋」と呼ぶ人も多数存在する。