地団駄
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地団駄は
地団駄(じだんだ)とは多く地団駄を踏むの連語で用いられる用語で、自分の愚行をひどく後悔し悔しがって足を踏み鳴らす様子を言う。転じてそのような状況に陥った時の気持ち自体を言う事もある。地団駄そのものが地団駄を踏むの意味合いで用いられる事も多々ある。英語ではkick oneselfが意味として近い用語。
地団駄の由来として最も有力な説は地踏鞴(じたたら)が音便変化したというものである。地踏鞴とは、金属の精錬に使う足で踏んで空気を吹き送る大きなふいごの事で、この足で踏んでいる動作が足を踏み鳴らして悔しがったり怒ったりする様子に似ていることから「地踏鞴を踏む」という用語ができたというものである。ところが現在「地団駄を踏む」は悔しがって両足を地面に打ち付ける様を言うのに対し、「踏鞴を踏む」は勢い余って数歩歩いてしまうことを言うため、用語の使われ方には微妙な差異がある。
他にも地団駄とは長い竹で作った江戸時代にはやった履物であるという説もあるが、俗説であるようだ。
ちなみにこの用語は「駄々をこねる」の由来として非常に有力な説である。「地団駄(じだんだ)」からさらに音便変化し「駄々(だだ)」になったというのである。
早野宏史が「ジダンが地団駄踏んだ」というギャグを言ったが、このくだらなすぎるギャグが視聴者の好感を買い、ジダンが2006年頭突き事件を起こした時日本では多く話された。