合衆国法典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
合衆国法典(がっしゅうこくほうてん、United States Code, U.S.C.)は、アメリカ合衆国の連邦法を主題別に集めた法令集。合衆国政府印刷局が発行する公式の法令集である。合衆国法典に注釈を付けた法令集が民間業者から発行されていて、一般の法学生や法曹が利用している。
[編集] 歴史
最初に合衆国法典が発行されたのは1926年である。それまでRevised Statutesとして発行されてきた法典を整理改良したものである。
[編集] 法典の構成
合衆国法典は議会で成立した法律を主題別に分類し、検索を容易にしたものである。個々の法律はまず分野別に50分類される。この分類は編(title)と呼ばれ、1から50までの番号が付される。たとえば、破産に関する法律は第11編に、著作権に関する法律は第17編に、公共福祉に関する法律は第42編に分類される。第6編「保証」と第34編「海軍」は現在用いられていない。複数の分野に当たる法律は、複数の編に重複して分類されることがある。
編の下に章(chapter)や条(section)がある。個々の法律を合衆国法典で表す場合、通常「X章 U.S.C. §Y条」の形式をとる。例えば、障害を持つアメリカ人法第1条は、第42編(公共福祉)第126章(障害者機会均等)第12101条に収録されているので、 と表される。
カテゴリ: アメリカ合衆国の法律 | 公文書 | 法関連のスタブ項目