千里中華街
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千里中華街 (せんりちゅうかがい。英語:Senri China town) は、大阪府豊中市新千里東町一丁目5番2号にある商業施設千里セルシーの5階に設けられた、屋内型疑似中華街。2002年5月31日にオープンした当初は、飲食店18店舗、物販や占い、写真館など8店舗、貸室1室の規模を誇り、「屋内中華街としては、日本最大級」とうたっていた。
当初は、物珍しさもあって順調な客足だったが、元々、5階へは外からの移動を意図していない設計のビルであることから、定員の少ないエレベーターで人を捌ききれずに、下りは階段を使用せざるを得ないなど中華街入口へのアクセスが悪く、加えて、一部の店舗でのあまりにも本場過ぎる接客態度が不評を買うなどし客足は急速に離れ、退店する店舗が相次いだ。2005年7月に、集客力のテコ入れを図るべく、7店舗を加えてリニューアルオープンするものの、客足が回復することはなかった。
2006年12月現在、上海料理の1店舗のみとなっており、千里セルシーのホームページから、「中華街」の名称は消えている。また、それに伴い、千里中華街公式ページも消滅した。外のテラス沿いにあった装飾は取り外され、すでに中華街の三分の一は、塾の教室に改装されている。なお、中に設置されていた関帝廟は、上海新天地大阪店に移設された。 大阪モノレール、北大阪急行の千里中央駅と隣接している。