千保川
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水系 | 小矢部川水系 | |||
延長 | 22 km | |||
水源の標高 | - m | |||
平均流量 | - m³/s | |||
流域面積 | - km² | |||
水源 | 庄川(砺波市) | |||
河口 | 小矢部川(高岡市) | |||
流域 | 富山県 |
千保川(せんぼがわ)は、富山県西部を流れる一級河川である。 庄川から砺波平野、高岡市中心部を経て小矢部川へと流れ込む。
江戸時代、千保川に沿って
などの町がつくられた。 現在、戸出地域では千保川は新川と呼ばれている。
[編集] 歴史
江戸時代、千保川は庄川の本流として豊富な水量を誇る河川であった。(現在の庄川本流は、中田川と呼ばれていた。)
承応3年(1654年)、加賀藩3代藩主前田利常は瑞龍寺の寺地を千保川が削ったのを受けて千保川の水を中田川へ移すことを命じたが、庄川左岸地域の住民の反対によってすぐには実施されなかった。
寛文10年(1670年)、加賀藩5代藩主前田綱紀は庄川扇状地扇頂部の弁才天(現 雄神神社摂社)前で千保川などの各分流を中田川へ一本化する大工事を始めた。これは大変な難工事であり、44年後の正徳4年(1714年)にようやく完成した。これにより現在の千保川の流れが確定した。