勇み足
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勇み足(いさみあし)は相撲用語の一つで、押し、寄りなどで土俵際まで相手を攻め込んだ側が、相手より先に足を土俵外に踏み越してしまうことを差す。転じて、世間一般でも調子に乗って失敗するさまを例える表現として用いられるようになった。
決まり手のひとつであるが、腰くだけなどと同様、勝負結果に分類される。
相手力士が死に体である時、多少早く足を踏み越してもこれを「かばい足」として負けにならない場合もある。相手をつり出した場合には自分の足が先に出ても「送り足」として負けにならないと明確に記されているが、成文化された規則に「かばい足」についての明記はない。だがこれも、事実上の了解として定着しており、むしろ勝負規則を改めるべきではないかという意見も強い。
[編集] 有名な勇み足
- 双葉山69連勝中の相撲。双葉が寄り倒したがこの時大きく足を踏み越しており、控え力士の玉錦、男女ノ川から物言いがついた。69連勝が48連勝で止まっていたかもしれない勇み足として後年語り継がれることになる。結果は、取り直しの末に双葉山の勝利。
- 優勝を争う一番。土俵際体を入れ替えた武蔵丸が浴びせ倒し気味に寄り倒したが、大きく足を踏み越してしまった。武蔵丸の勇み足として貴ノ花の優勝決定となったが、貴ノ花にしても大きく体を崩していた。武蔵丸が勝っていれば貴ノ浪も交えて巴戦になっていたこともあり、議論を呼んだ。また勇み足での優勝決定は史上初だった。
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