中津祇園
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中津祇園(なかつぎおん)は、10万石の城下町大分県中津市を代表するおよそ570年以上の伝統のある祭である。
[[京都]の祇園祭の流れを汲み、中津神社を中心とする「上祇園」と闇無浜神社(くらなしはまじんじゃ)を中心とする「下祇園」からなる。毎年7月20日以降の金・土・日の3日間、全部で12台の祇園車(ぎおんぐるま)と呼ばれる山車(だし)が「コンコンチキチン」の音とともに中津の旧市内を練り歩き、辻々で停車し祇園車の上で民舞等が奉納される。豊前三大祭り(宇佐八幡宮夏越し祭・小倉祇園祭)・豊前三大祇園(小倉祇園太鼓・今井祇園)・大分三大祇園(日田祇園・臼杵祇園)のひとつ。見所は、朝車(中日)・戻車(最終日)の晩に行われる練り込みで、 双方の広い境内で高さ約5メートルの祇園車を勇壮に走らせる。 このことから、祇園車は走る文化財とも呼ばれる。平成16年に大分県指定無形民俗文化財に指定された。