中村福助 (高砂屋5代目)
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五代目中村福助(ごだいめ なかむら ふくすけ、1910年(明治43年)7月21日 - 1969年(昭和44年)1月1日)は大阪の歌舞伎役者。本名笹木元晴、大阪市南区生まれ。屋号高砂屋。三代目中村梅玉の養子。
1916年(大正5年)5月大阪中座で四代目中村政治郎の名で初舞台。1935年(昭和10年)1月中座『石田局』の奴矢田平で五代目中村福助を襲名。主として関西歌舞伎で活躍し、1958年(昭和33年)には『七人の会』に参加。古風で大まかな芸風で『石切梶原』の大庭、『封印切』の八右衛門、『俊寛』の瀬尾などの敵役を得意とした。
その後四代目中村梅玉襲名に際し、遺族が二つに分かれていた福助の名跡を、六代目中村歌右衛門に返上し、高砂屋系統の福助の名は絶えた。