モデルグラフィックス
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モデルグラフィックス(Model Graphix)は月刊模型雑誌の名称。毎月25日発売。編集はアートボックス、発行は大日本絵画。
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[編集] 概要
1984年、ホビージャパン(HJ)の編集部を退職した市村弘が設立したアートボックスにより創刊された。創刊初期は編集長の市村始め編集スタッフおよびモデラーの大半がHJからの引き抜き組だった。
創刊当時はブームだったミリタリー模型の記事が主流を占めていた。「ミリタリー冬の時代」に突入後、ミリタリー記事の割合は減少しながらも一定割合で残存する。
1987年から始まった連載企画『ガンダム・センチネル』が絶大な人気を集める。また1984年から連載された『宮崎駿の雑想ノート』の一編『飛行艇時代』が後に『紅の豚』として映画化されるとともに、『豚の虎』で宮崎駿はミリタリーマニアであることを世間に告白し一般人に衝撃を与えた。
近年は他の競合誌がガンプラ偏重とも言える戦略を取る中、メカ物・キャラクター物・スケール物をバランス良く取り上げているが、近年はやや美少女を題材にした性的なフィギュアの露出が多い(これは本誌の重要人物の1人といえるあさのまさひこがワンダーフェスティバルと関わりが深い為ではと言われている。実際にワンダーフェスティバル開催前後に特集が組まれる)。しかしながら競合誌であるHJや電撃ホビーマガジンなどが「ガンプラカタログ」と比喩されている現在では、見所のある作例が多いと評価するファンも多い。また市村がHJ在籍時に手掛けていた連載企画『S.F.3.D』が、現在『マシーネンクリーガー(Ma.K.)』と改名してMGで連載されている。
また、1997年、陸上物のミリタリー(主に戦車)模型専門誌として『アーマーモデリング』誌を隔月出版する。(後に月刊化)
[編集] アートボックス編集の他の模型誌
- 月刊アーマーモデリング
- ミリタリーモデル専門誌。ミリタリーダイオラマの第一人者・土居雅博がスーパーバイザーを務める。毎月13日発売。
- 隔月刊スケールアビエーション
- 飛行機モデル専門誌。SFイラストレーターでMa.K.原作者の横山宏がスーパーバイザーを務める。偶数月13日発売。
[編集] モデルカステン
アートボックスのガレージキットブランド。1/35戦車モデル用のインジェクションキャタピラやアクセサリーパーツ、「マシーネンクリーガー」のキャラクター等を発売している。
[編集] M.G.O.C.K.
ガンダムセンチネル関連のガレージキットを販売するために立ち上げられたブランド。Model Graphix Original Cast Kitの略称。同作のフォトストーリーで使われたモビルスーツのフルスクラッチ作品を徹底的に改修してキット化した。現在は活動していない。
[編集] 外部リンク
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