マンダラ航空RI091便墜落事故
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マンダラ航空RI091便墜落事故 (Mandala Airlines Flight 091) は2005年9月5日にマンダラ航空のジェット旅客機ボーイング737-200がインドネシアの北スマトラ州、メダンの空港周辺に墜落した事故。
この便には北スマトラ州(Sumatera Utara)の知事リザル・ヌルディン (HT. Rizal Nurdin)がインドネシア大統領スシロ・バンバン・ユドヨノとの会談のために、また北スマトラ州選出の地方代表議会(DPD)議員であるRaja Inal Siregar(前北スマトラ州知事)とabdul halimが搭乗していた。
この便はジャカルタ・スカルノハッタ国際空港(CGK)へ向かう予定で、メダン・ポロニア空港(MES)から離陸、その直後に空港から約500メートル離れた住宅密集地の道路に墜落した。墜落現場では機体の残骸や住宅が燃えて煙がたちこめた。事故機には乗員5名と乗客112名が搭乗していたが、生存者16人を除く全員と、現場の住人39人が死亡した。
事故機は1981年に製造されたボーイング737-200で、1994年にマンダラ航空がルフトハンザドイツ航空から購入した。
マンダラ航空は1969年4月17日に設立され、インドネシア軍の陸軍戦略予備軍が90パーセント所有する低価格航空会社。