ビーデル

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ビーデルは、漫画「ドラゴンボール」およびそれを原作としたアニメ『ドラゴンボールZ』、そしてアニメオリジナルの『ドラゴンボールGT』に登場する架空のキャラクターであり、作品後期における主要人物の1人。アニメ版の声優は皆口裕子。

初登場は原作では其之四百二十一「サタンシティのハイスクール」、アニメでは『ドラゴンボールZ』第200話「あれから7年！今日から僕は高校生」。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] 人物像

ミスター・サタンの娘。活発な性格で孫悟飯と同じオレンジスターハイスクールに通っている。父親を遥かに上回る格闘センスの持ち主であり、真面目で正義感も非常に強いことから、度々警察にも協力している。実力でも既にサタンを追い抜いているが、本人はそのことに気づいていない。戦闘力は37。第24回天下一武道会では、少年の部で優勝した経験も持つ。

気孔波を撃てない等、他の戦士と比較すれば一般人に近い存在だが、悟飯に教わってから舞空術は使用できるようになった。舞空術習得後、悟飯の集落から1000km離れたサタンシティまで自力で帰宅したらしき描写がある為、最低でも亜音速飛行は可能な模様。またこのときの指導の中で悟飯に薦められ、髪型を登場当初の2つに括ったロングからショートへと変化させている。

非常に勘が冴えており、街に出没していたグレートサイヤマンや金髪の戦士の正体を悟飯と見抜いた他、孫という苗字から悟空と悟飯が親子だと言う予想も立てている。「あやしい」が口癖。

父親のことは尊敬しているが、調子に乗りやすい性格は不満に思っている様子（「親には苦労する」といった旨の発言をしたこともある）。また、悟飯と出会ってからは実力をやや疑問視するようになり、後にセルを本当に倒したのが誰であるかに気づくこととなった。また、それと前後して悟飯への恋愛感情を自覚する。

ブウ編から数年後に悟飯と結婚し、娘のパンを産む。この頃から活発な面がなりをひそめ、以前と比べると物静かな性格へと変わる。アニメ版のみ、ブウ編後にグレートサイヤマンと御揃いの格好をしており、「グレートサイヤマン2号」を名乗っている。

有名なチャンピオンの娘ということもあってか、作中において男性ファンの多い描写がなされていた。だが父親と異なり、メディアへの露出はあまり好きではない様子。

身長159cm・体重45kg

スリーサイズ　バスト87cm･ウエスト58cm･ヒップ88cm

[編集] 年表

エイジ756年 - 誕生。
エイジ767年 - 第24回天下一武道会に出場し、少年の部で優勝。
エイジ773年 - オレンジスターハイスクールに入学。
エイジ774年4月7日 - 編入してきた悟飯と出会う。
エイジ774年 - 第25回天下一武道会に出場、一般の部で予選を通過。だが一回戦でバビディに操られたスポポビッチに敗れる。重傷を負い医務室に運ばれるも、仙豆によって回復。
エイジ774年 - 魔人ブウに菓子にされ、食べられて死亡。だがその後ドラゴンボールで生き返る。
エイジ778年 - 大学卒業後に悟飯と結婚。
エイジ779年 - パンを出産。

[編集] 補足

『ドラゴンボール』では数少ない、戦闘シーンが存在する女性キャラクター。かなりタフな面も見られ、第25回天下一武道会ではスポポビッチの執拗な攻撃に長時間耐えている。また蹴りの威力は相手の首が（本来なら）折れるほど。

本編では強盗や天下一武道会の選手など、通常の人間との戦闘のみだが、劇場版では巨悪との戦いに巻き込まれたこともある。「危険なふたり!超戦士はねむれない」では、伝説の超サイヤ人・ブロリーの攻撃を1度はかわし、その後攻撃を受けても死亡しないというシーンも登場している（ただし、これには戦闘力数値などから「不自然」という意見が多数存在する）。

またゴテンクスが登場した時、「凄いですよ」と発言（アニメ版では「私にもわかるんですよ」という台詞が加わった）していることを踏まえ、気を感じる能力も自然に身に着けたと解釈する意見がある。ただし同時に、ビーデルより数倍強いと設定されているチチが、ビーデルと一緒にいたにもかかわらず、ゴテンクスの気を感じなかった描写がなされていることから、矛盾点が指摘されている。

鳥山自身は恋愛ものが苦手と発言しているが、悟飯とビーデルが恋愛に至るまでの過程は、鳥山作品の他のカップルでは描かれなかったようなタイプの描写がされている（但し結婚に至る過程については省略されている）。

名前の由来は鳥山曰く「デビル(悪魔)を女の子らしくもじった名前」とのこと。

ハイスクールの授業で、ペンを持つ手や野球のボールを投げる手が左である描写があるため、左利きの可能性が大きい。

腕時計型の通信機を常に携帯しているが、携帯電話も持っている（アニメより）。