パハールプールの仏教寺院遺跡群
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パハルプールの仏教寺院遺跡群 |
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(英名) | Ruins of the Buddhist Vihara at Paharpur |
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(仏名) | Ruines du Vihara bouddhique de Paharpu |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(1),(2),(6) |
登録年 | 1985年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
パハールプールの仏教寺院遺跡群はバングラデシュ、ラジシャヒ管区にある仏教寺院のあと。
[編集] 概要
パハールプールでは8世紀半ばから、パーラ王朝の支配を受けたがその時代に仏教が大いに栄え、仏教寺院が多数建設された。中でも最大級のものがソーマプラ・マハーヴィハーラでこれは177の僧院を持ち1000人もの僧を収容することが出来た。このためパハールプールはこの一帯の仏教の中心として発達。巡礼者は17世紀まで続いた。また、建築様式はビルマ(ミャンマー)のパガン遺跡やクメール(カンボジア)のアンコール遺跡に大きな影響を与えた。
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
- (2) ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの。(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている。)