バルダーズ・ゲート
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『バルダーズ・ゲート』 (Baldur's Gate) シリーズは、『アドヴァンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ』第2版をベースにしたコンピュータRPG。 米国BioWareが開発、Interplay Entertainmentより販売。日本語版はSEGAから販売された。
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[編集] 概要
細部にアレンジが加えられてはいるが、基本的にテーブルトークRPG『アドヴァンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ』の第2版ルールを忠実に再現したRPG。最大6人のパーティ制で、基本的にはプレイヤーキャラクターは主人公のみ作成し、残りのメンバーはゲーム内でノンプレイヤーキャラクターを仲間に加えることになる。6人全員をプレイヤーが作成することも可能。
舞台はフォーゴトン・レルムで、タイトルの「バルダーズ・ゲート」はソードコーストに存在する都市の名前。
また、コンシューマーゲームとしてアクションロールプレイングゲームの「ダークアライアンス」シリーズも発売されている。
[編集] シリーズ作品
[編集] バルダーズ・ゲート (Baldur's Gate)
1998年に発売された第1作。経験点の上限は89,000で、低レベルから中レベルにかけての冒険となる。
[編集] バルダーズ・ゲート テイルズ オブ ザ ソードコースト (Baldur's Gate: Tales of the Sword Coast)
1999年に発売された『バルダーズ・ゲート』の拡張シナリオ。 デューラッグの塔などのダンジョンが追加されるほか、経験点の上限が161,000に引き上げられるなどの変更が加えられている。
『バルダーズ・ゲート完全版』としてバルダーズ・ゲート本体とのセットも販売された。
[編集] バルダーズ・ゲート2 シャドウ オブ アムン (Baldur's Gate II: Shadows of Amn)
2000年に発売されたシリーズの続編。前作からキャラクターを引き継ぐこともできる。AD&D第2版のキットの概念が取り入れられているほか、D&D第3版からはモンク、ソーサラー、バーバリアンが追加された。経験点の上限は2,950,000(レベルは20前後)となり、前作よりも高レベルの冒険を楽しむことができる。
[編集] バルダーズ・ゲート2 スロウン オブ バール (Baldur's Gate II: Throne of Bhaal)
2001年に発売されたシリーズ完結編。経験点の上限は8,000,000となり、最大40レベルまでキャラクターを成長させることができる。
『バルダーズ・ゲート2完全版』として「シャドウ オブ アムン」と「スロウン オブ バール」のセットも販売された。
[編集] ダークアライアンス・シリーズ
- バルダーズゲート・ダークアライアンス (Baldur's Gate: Dark Alliance)
- バルダーズゲート・ダークアライアンスII (Baldur's Gate: Dark Alliance II)
- バルダーズゲート・ダークアライアンスIII (Baldur's Gate: Dark Alliance III)
[編集] 関連ゲーム
同じフォーゴトン・レルムを舞台にした『アイスウィンド・デイル』や、アウタープレーンを舞台にした『プレーンスケープ トーメント』でも本シリーズ同様Infinityエンジンが使われており、画面構成やシステムが類似している。そのため、ほぼ同じ感覚でプレイすることができる。