ハンス・ヘルムート・キルスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 文学 |
 |
| ポータル |
| 各国の文学 記事総覧 |
| 出版社・文芸雑誌 文学賞 |
| 作家 |
| 詩人・小説家 その他作家 |
ハンス・ヘルムート・キルスト（Hans Hellmut Kirst, 1914年12月5日 - 1989年2月13日）は、ドイツの作家。
出世作は、ナチス時代のドイツ陸軍の兵営における兵隊の内情（日本では内務班と呼ばれた）を描いた『08/15』三部作である。 主人公のアッシュが上等兵として始まり、最後は大尉となる『08/15』は、平時の兵営、東部戦線、混乱の敗戦時のドイツ兵の横顔を描いており、『兵営の08/15』(08/15 in der Kaserne)、『戦線の08/15』(08/15 im Krieg)、『最後の08/15』(08/15 bis zum Ende)から成る。『08/15』三部作は、パウル・マイ(Paul Mei)監督、エルンスト・フォン・ザロモン脚色、ヨアヒム・フックスベルガー(Joachim Fuchsberger)主演で映画化された。将軍の性的なスキャンダルを描いた『将軍たちの夜』(Die Nacht der Generale)も、主人公であるタンツ将軍をピーター・オトゥールが扮し映画化されている。
