ハツカネズミの時間
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『ハツカネズミの時間』(はつかねずみのじかん)は、冬目景の漫画作品。初期は、週刊モーニングに連載され後に月刊アフタヌーンに移った。隔絶された学園で、行われる実験とは?
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
世界から隔絶された、私立蒼崚学園。「優秀な人間を育てるために国が資金援助をして設立した」と生徒達には教えられているが、米軍基地領内のため一般の人は学園の存在すら知らない。また、現在鳴沢製薬がこの学園を管理しており、ここで新薬の臨床試験をしている。 そんな隔絶された学園に転校生が来る。
[編集] 登場人物
- 高野槙(たかの まき)
- 主人公の少年。色盲。転校生の桐子に、見覚えがあり彼女にその事を詰問するうちに彼女の脱出を助けることになる。過去に、彼女とともに脱走しようとしたが彼は逃げず、体の弱い茗とともに学園に残った。
- 氷夏桐子(ひなつ きりこ)
- ある日、学園に転校してきた少女。過去に、学園から逃亡し梛の元で過ごすが警察に補導され学園に連れ戻される。再び、学園からの逃亡を試みる。
- 室樹棗(むろき なつめ)
- 槙の友達の一人。学園から脱走しようとして捕まり、謹慎する。自作小説を書いている。
- 新山椋(あらやま りょう)
- 槙の友達の一人。冷静で知的、勘が非常に鋭く、雨が降るのが分かるなど変わった能力が有る。
- 園倉茗(そのくら めい)
- 槙の友達の一人。肌や髪の色が薄く体が弱い。槙たちに妹の様に面倒を見てもらっており、そのせいか依存心が強く精神的にも弱い。また、瞳の色が左右で違う。
- 梛(ナギ)
- 脱走した桐子の親代わりだった人物。自身も学園に所属しており12歳の時に脱走。鳴沢製薬と深い関わりがある。
[編集] 単行本
- 2005年5月25日発売 ISBN 4063143791
(モーニング・2004年33号 / 38号 / 42号 / 46号 / 50号 / 2005年2・3号 / 8号 / 12号)- Chapter 1 波紋 (#1~#6)
- Chapter 2 輪転 (#1~#2)
- 2006年4月21日発売 ISBN 4063144100
(アフタヌーン2005年7月号~2006年4月号)- Chapter 2 輪転 (#3~#5)
- Chapter 3 逃走 (#1~#7)