ノリタケカンパニーリミテド
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | ノリタケ |
本社所在地 | 〒451-8501 名古屋市西区則武新町三丁目1番36号 |
電話番号 | 052-561-7112 |
設立 | 1904年7月10日 |
業種 | ガラス・土石製品 |
事業内容 | 窯業 |
代表者 | 代表取締役社長 赤羽 昇 |
資本金 | 15,632百万円 |
売上高 | 1,232億600万円 |
総資産 | 1,434億3,300万円 |
従業員数 | 1,218名(単体)、5,502名(グループ全体) |
決算期 | 3月 |
主要株主 | 明治安田生命保険相互会社(7.63%) 第一生命保険相互会社(7.39%) 日本生命保険相互会社(5.67) |
主要子会社 | Noritake Co., Inc. |
外部リンク | http://www.noritake.co.jp/ |
株式会社ノリタケカンパニーリミテド(Noritake Co., Ltd.)は、愛知県名古屋市西区に本社・工場を置く世界最大級の高級陶磁器・砥石メーカーである。近年では環境エンジニアリング事業も手がけている。もともと、名古屋地区は七宝焼・瀬戸焼などの地場産業が盛んであったため、グローバル企業に成長した。社名にある「ノリタケ」とは、創業地である愛知県愛知郡鷹場村大字則武(現・名古屋市中村区)に由来する。
本社にはノリタケの企業文化施設「ノリタケの森」が開設、一般公開され、近年の名古屋政財界が提唱する「産業文化観光」の拠点のひとつとなっている。
前身の日本陶器は明治時代から戦前にかけて洋食器製品を生産し、陶器商社の森村組の手で欧米に大量に輸出された。初期の製品はハンドメイドで絵付けの美しさ、細工の繊細さで知られる。その後アール・デコを基調としたデザインの食器が大量に生産され、凝ったデザインで現在でも親しまれている。オールド・ノリタケと言われるこの時期の製品は、陶磁器愛好家のコレクターズ・アイテムとなっている。戦後日本に駐留したアメリカ軍の将兵が帰国する時のお土産として1953年まで販売されたノリタケ製品をプレミアノリタケといい、一部に愛好されている。
目次 |
[編集] 沿革
1904年に森村市左衛門によって日本陶器合名会社として創業された。日本で初めて高級洋食器の生産に成功。欧米向けに陶磁器の生産を始める。ノリタケブランドは欧米で絶大な人気を博し、国内の業者が模造して輸出した偽物が出回るほどであった。日本陶器は第二次世界大戦で多数の陶磁器と熟練職人、生産設備を失い、戦前のような高品質の製品を生産できなくなったため、戦後は一時ノリタケブランドを使わず、「ローズチャイナ」というブランド名で輸出を行った。その後ふたたび高品質な製品を世に送り出すことができるようになり、ノリタケブランドが復活する。その後は日本の経済発展に伴って、電子部品、ファインセラミックスなどの分野にも進出した。東京、名古屋両証券取引所の第1部に上場している。 また、日本初のIBM製品導入企業でもある。
[編集] グループ企業
これらの会社は同社から分社した会社であり、ともに森村グループを構成する。 ノリタケカンパニーリミテドは、森村グループの中核企業である。
ノリタケグループ
- ノリタケテーブルウェア・・・食器の販売会社。ノリタケ・大倉陶園の製品の国内総販売元として卸・直販・小売を行っている。
- ノリタケの森
- 大倉陶園
- ノリタケデンタルサプライ・・・歯科材料の開発、販売を手がける会社。ノリタケの高級陶器製造技術を歯科に応用し特に歯科用陶材販売においては国内で60%を超えるシェアを持つ。
- 東京砥石
- ノリタケボンデッドアブレーシブ
- ノリタケスーパーアブレーシブ
- ノリタケコーテッドアブレーシブ
- ゼンノリタケ
- 広島研磨工業
- ノリタケスーパードレッサー
- 東濃研磨
- ノリタケリサイクルセンター
- 日本陶器
- ニットートレーディング
- ノリタケ伊勢電子
- ノリタケ機材
- ノリタケセラミックス
- ノリタケデンタルサプライ
- ノリタケジプサム
- 共立マテリアル
- ノリタケエンジニアリング
- ノリタケTCF
- ノリタケリフラクトリー
- ノリタケインフォメーションシステムズ