ニザーミー
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ニザーミー・ギャンジェヴィー(ペルシア語で نظامی گنجوی Nizāmī Ganjavī, アゼルバイジャン語で Nizami Gəncəvi, 1141年-1209年)はペルシア人の詩人。本名は、ジャラールッディーン・アブー・ムハンマド・イルヤース・イブン・ユースフ(Jalāl al-Dīn Abū Muḥammad Ilyās Ibn Yūsuf)。現在のアゼルバイジャンのギャンジャで生まれる。父親は現在のイランのコムの出身、母親ライサはクルド人であった。
[編集] 作品
約30,000の連から成るマスナヴィー詩形の五部作『ハムセ』(Khamse)がもっとも有名。
- 『マフザン・オル・アスラール』 (مخزن الاسرار) (秘密の宝)
- 『ホスローとシーリーン』 (خسرو و شيرين)
- 『ライラとマジュヌーン』 (ليلى و مجنون)
- 『エスカンダル・ナーメ』 (اسكندر نامه) (アレクサンダーの書)
- 『ハフト・ペイカル』 (هفت پيكر) (七王妃物語)
また、1188年に編まれた、頌歌と詩から成る詩集が知られている。
カテゴリ: アゼルバイジャンの人物 | ペルシア文学 | 1141年生 | 1209年没