ドラム缶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドラム缶(どらむかん)とは、大型の金属製缶のこと。特注品でない限り鋼鉄製。液体(主に燃料となるガソリンや灯油や化学薬品)を入れて運搬、貯蔵などに用いられる他、使用後の缶は産業廃棄物等を詰めて保管したり、五右衛門風呂を模して浴槽にする、燻製作りの窯にするなど、二次的な利用が幅広く行われる。
打楽器のスティールドラムは、廃ドラム缶の底面を太鼓に見立てて使用したのが始まりとされている。
目次 |
[編集] 特徴
一般的なドラム缶は、円筒部の中間に2本の出っ張りがある(上の画像のドラム缶では色の塗り分けの境界部分)。これは構造上の補強の役割と同時に、転がして運搬する際のタイヤ(出っ張りの部分だけが接地面となる)の役割もする。
[編集] サイズ
JIS規格により大きさや寸法が定められている。大さは5種類。一般にガソリンスタンドなどで見かけるドラム缶は、その中で最も一般的なもの。容量は200リットル、直径が約0.6m、高さが約0.9mである。