トマス・ネーゲル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トマス・ネーゲル (Thomas Nagel, 1937年7月4日 - ) はアメリカの哲学者。専門は政治哲学、倫理学、認識論、心の哲学。ユーゴスラビアのベオグラードに生まれ、コーネル大学(1954年 - 1958年)、オックスフォード大学(1958年 - 1960年)を経て、1963年にハーヴァード大学で博士号を取得。その後、カリフォルニア大学バークレー校助教授(1963年 - 1966年)、プリンストン大学助教授(1966年 - 1969年)、同準教授(1969年 - 1972年)、同教授(1972年 - 1980年)を経て、1980年よりニューヨーク大学教授の地位にある。1980年にはアメリカ学士院会員に選ばれており、また1990年にはオックスフォード大学ジョン・ロック記念講義の講師に招かれている。
[編集] 主要著作
- The Possibility of Altruism, Oxford University Press, 1970; Reprinted, Princeton University Press, 1978, ISBN 0691020027
- Mortal Questions, Cambridge University Press, 1979, ISBN 0521223601(邦訳:永井均訳、『コウモリであるとはどのようなことか』、勁草書房、1989年、ISBN 4326152222)
- The View from Nowhere, Oxford University Press, 1986, ISBN 0195056442
- What Does It All Mean?: A Very Short Introduction to Philosophy, Oxford University Press, 1987, ISBN 0195052161(邦訳:岡本裕一朗、若松良樹訳、『哲学ってどんなこと?:とっても短い哲学入門』、昭和堂、1993年、ISBN 4812293057)
- Equality and Partiality, Oxford University Press, 1991, ISBN 0195069676
- Other Minds: Critical Essays, 1969-1994, Oxford University Press, 1995, ISBN 019509008X
- The Last Word, Oxford University Press, 1997, ISBN 0195108345
- The Myth of Ownership: Taxes and Justice (with Liam Murphy), Oxford University Press, 2002, ISBN 0195150163
- Concealment and Exposure and Other Essays, Oxford University Press, 2002, ISBN 019515293X
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 人名関連のスタブ項目 | アメリカ合衆国の哲学者 | 1937年生