トタン
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溶かした亜鉛でメッキした鉄板は「溶融亜鉛めっき鋼板」であるが、それをトタンと呼んでいる。平板と波板があるが、日本でトタンといえば、波板が想起される。 亜鉛は鉄より腐食しやすく、亜鉛が優先して腐食されることで鉄の腐食を防ぐ犠牲防食の代表例と言われている。
一方、鉄より先に亜鉛が解け出してしまうため、食用品を入れるための用途には向かない。食用用途には、より耐食性の高い錫をめっき材料とするブリキを使う。
[編集] 大波小波
JIS G 3316に「鋼板製波板の形状及び寸法」が規定され、波板1号(大波)と波板2号(小波)が種類にあげられている。
波板の大きさはさまざまだが、波付け前の標準幅が914ミリメートル、標準長さが1829ミリメートルのものが、三尺六尺のサブロク板と呼ばれ、日本では普通の大きさである。