データウェアハウス
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データウェアハウス (Data warehousing) とは通常のデータベースアプリケーションから利用されるデータベースと切り離され、分析のために集積された読み込み専用のデータベース。またはその商品や技術。通常のデータベースの処理をOLTP (On-Line Transaction Processing) と呼ぶ一方、データウェアハウスで用いる読み込み専用の分析的な処理をOLAP (On-Line Analytical Processing) と呼ぶ。応用例に多次元データベースなどがある。
[編集] 多次元データベース
多次元的な側面を持つデータベースに対する分析的な処理を通じ通常では察知しにくい傾向を発見する技法。スライシング(注目する次元を指定し、データベースのデータをより低次元の空間に切り出す)、ダイシング(属性値の値を指定し、データを部分に切り出す)、ドリルアップ/ドリルダウン(データ中に現れる包含関係等の階層構造を移動することにより分析する視野の広さを切り替える)といった操作体系を提供するのが一般的である。
[編集] 製品
SAP BW などが挙げられる。