テレンス・タオ
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テレンス・タオ (Terence Tao,陶哲軒,1975年7月17日 - )は中国系オーストラリア人数学者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。 専門は実解析、調和解析、微分方程式、組合せ論、整数論、表現論。
2004年に、長い間の整数論の難問(素数の集合の中には任意の長さの等差数列が存在すること)を解決し(ベン・グリーンとの共同研究)、その成果により2006年にフィールズ賞を受賞した。 他に掛谷予想への貢献。KdV方程式が大域解を持つことを示した。 表現論とシンプレクティック幾何学に組合せ論的手法を持ち込みエルミート計量に関するHorn予想を解決(Allen Knutsonとの共同研究)。
[編集] 略歴
- 1975年 - オーストラリアのアデレードに生まれる。
- 1991年 - フリンダース大学卒業
- 1992年 - 同大学院で修士号取得
- 1995年 - プリンストン大学で博士号を取得。
- 2000年 - 現職に就任
[編集] 受賞歴
- 2000年 - サレム賞:Lp調和解析とそれに関する幾何学的測度論および偏微分方程式の研究
- 2002年 - アメリカ数学会ボッチャー記念賞:波動写像型方程式のソボレフ空間のcritical regularity問題についてのブレイクスルー。(Global regularity of wave maps I. Small critical Sobolev norm in high dimensions, Int. Math. Res. Notices (2001), no.6, 299-328とGlobal regularity of wave maps II. Small energy in two dimensions,Comm. Math. Phys. 224 (2001), no. 2, 443-544.に対して)
- 2003年 - クレイ数学研究所クレイ研究賞:解析学におけるground-breaking。特にフーリエ解析における optimal restriction 定理に対して
- 2005年 - アメリカ数学会コナント賞:"Honeycombs and Sums of Hermitian Matrices," Notices of the AMS 48, no. 2 (2001), 175-186. に対して(Allen Knutson との共同受賞)
- 2005年 - オーストラリア数学会オーストラリア数学会賞
- 2006年 - 国際数学者会議フィールズ賞:偏微分方程式,組み合せ論,調和解析,加法的整数論への貢献に対して
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