テラヘルツ波
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テラヘルツ波とは、電磁波の一種。
0.3THz~10THzの周波数を有する電磁波を指す。ミリ波・サブミリ波・赤外線が該当する。
光波と電波の中間領域に当たり、非金属や無極性物質を透過し、光学測定系の構築が可能と言う特長を持つ。また、高分子などの固有の振動周波数が存在する。発生と検出が困難であるため、非破壊検査や宇宙観測などでの応用にようやく緒がついたところである。
この電磁波を利用した技術に、テラヘルツ時間領域分光法がある。電磁波の発生と検出には、光伝導アンテナを用いることにより、電磁波の位相と振幅を検出することが可能になった。
電波の周波数による分類 | |||||||||||
ELF | SLF | ULF | VLF | LF | MF | HF | VHF | UHF | SHF | EHF | THz |
3 Hz | 30 Hz | 300 Hz | 3 kHz | 30 kHz | 300 kHz | 3 MHz | 30 MHz | 300 MHz | 3 GHz | 30 GHz | 300 GHz |
30 Hz | 300 Hz | 3 kHz | 30 kHz | 300 kHz | 3 MHz | 30 MHz | 300 MHz | 3 GHz | 30 GHz | 300 GHz | 3 THz |
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