ジョン・ジェームズ・リッカード・マクラウド
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ジョン・ジェームズ・リカード・マクラウド(John James Richard Macleod、1876年9月6日 - 1935年3月16日)はスコットランド生まれの医学者である。1923年フレデリック・バンティングとともに、インシュリンの発見によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。
アバディーン大学を卒業し、ライプチヒ大学、ロンドン・メディカル・スクールで研究し1903年アメリカのウェスタン・リザーブ大学の教授、1918年からカナダのトロント大学の教授となった。1920年にトロント大学の卒業生でウェスタン・オンタリオ大学の時間講師をしていた、バンディングから糖尿病を防ぐホルモンの抽出する実験をしたいという申しいれを受けた。結果に対しては懐疑的であったが、1921年マクラウドが休暇でスコットランドに帰っている8週間の間の研究室と実験用の10匹の犬の使用と学生チャールド・ベストを助手に使用することを認めた。この間にバンティングらは血糖を下げる有効物の抽出に成功した。休暇から戻ったマクラウドは彼らの成果を見て、研究室の総力をあげてとりかかることとし、生化学に詳しいバートラム・コリップをチームに加えた。大量にインシュリンを抽出する方法を開発し、翌年には糖尿病で瀕死の少年にインシュリンを投与し、命を救い、インシュリンの発見から2年という異例の速さでマクラウドとバンティングはノーベル賞を受賞した。バンティングはベストと賞金を分け合い、マクラウドもインシュリンの精製に功績のあったコリップに賞金の半分を与えた。
[編集] 関連読み物
- 『ノーベル賞の光と陰』科学朝日編、朝日選書
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