ジョン・アジェクム・クフォー
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ジョン・アジェクム・クフォー(John Agyekum Kufuor、1938年12月8日-)は、ガーナの大統領。
1996年に大統領選挙に出馬したが、現職のジェリー・ローリングスに敗れている。2000年にジェリー・ローリングスの副大統領のジョン・アタ=ミルズに大統領選挙で勝利し、2001年1月7日に大統領に就任した。クフォーの大統領就任でガーナでは独立以来、初めて平和裏に権力の継承が行われたことになる。2004年の大統領選挙に出馬して54%の得票を獲得し、2005年から2期目を勤めている。また同じ選挙でクフォーの母体である新愛国党は、200議席のうち122を占め、過半数を確保している。
クフォーは、オックスフォード大学の卒業生であり、カトリック教徒である。経済改革を主要な政策の1つに挙げており、また以前と比較して格段の報道の自由を尊重している。ある報道で、クフォー大統領の政治姿勢が退屈であると批判されたことがあるが、クフォーは退屈であることで国民の生活が平穏であり、抑圧などで苦しむことがないのなら、私は退屈であり続けることをよしとすると答えている。