ジョナサン・アーチャー

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ジョナサン・アーチャー(Jonathan Archer)はアメリカのSF テレビドラマ『スタートレック:エンタープライズ』に登場する架空の人物。地球初のワープ5宇宙船エンタープライズ(NX-01)の船長。演じたのはスコット・バクラ。日本語版の吹き替えは谷口節。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] 経歴

2112年、ワープ・ドライブ研究者の父ヘンリー・アーチャーと母サリーの間に生まれる。ニューヨーク近郊（アップステート）出身。12歳のとき父を難病で失う。宇宙艦隊士官となる。父の遺志を継ぎ高速ワープ実用化に向けたNXプロジェクトにパイロットとして参加、一応の成果を出した。チャールズ・タッカー三世とはこの頃からの友人である。その成果エンタープライズ（NX級）の船長に任命される。2151年、地球に不時着したクリンゴン人を母星クロノスに送還するという任務を機に、宇宙探査は時期尚早とするバルカン人の反対を押し切り、地球として初めての本格的な宇宙探査に乗り出すことになった。この初任務でスリバン人に妨害を受け、いわゆる時間冷戦に深く関わっていくことになった。

宇宙探査の経験が少ない地球人の代表としてのアーチャーらの探検は試行錯誤の連続であった。様々な種族とのファーストコンタクト、アンドリア人とバルカン人の領土係争に関して公正に対処したことなど、少しずつ実績を重ねていった。2152年、アーチャーはスリバン人の工作によによる事故でパラーガ人を大量に死なせてしまうという汚名を着せられた。未来からの時間エージェントであるダニエルスに助けられて歴史を修復しようとして戻れなくなり行方不明となった。このことが未来の地球文明の壊滅という影響を及ぼしたが、どうにか元の時代に戻って名誉を挽回し、未来を修正することができた。

2153年、地球がズィンディの先制攻撃をうけてさらなる脅威に直面すると、ダニエルスからこの事件は異次元の勢力（球体創造者）がズィンディは地球によって滅亡させられるという虚偽の情報で唆したために起こったと知らされたアーチャーは、直接ズィンディと交渉しようとエンタープライズのみでデルフィック領域に乗り込んだ。そしてズィンディを説得し、地球壊滅という最悪の事態を回避することに成功した。

[編集] 趣味

好きなスポーツは水球。
ビーグル犬のポートスを飼っており、エンタープライズにも連れている。名前の由来は三銃士のポルトスから。

[編集] 命名

アーチャー4号星(Archer IV) - 2151年、アーチャーが探検初期に訪れたMクラスの惑星（『スタートレック:エンタープライズ』第4話「風が呼んだエイリアン」）。
アーチャー星(Archer's planet) - ガンマ・トリアンギュリ星系の惑星。
U.S.S.アーチャー - 24世紀の宇宙艦隊の宇宙艦。クラス不明。2379年、レムス人の急襲に備えるためセクター1045に集結した艦のひとつ（『ネメシス/S.T.X』）。

[編集] 鏡像世界

鏡像世界におけるアーチャーは2155年の時点でテラン帝国の宇宙艦隊旗艦I.S.S.エンタープライズの副長であった。反乱軍に対して劣勢にあった帝国のためにソリア人に拿捕されたという未来船（U.S.S.ディファイアント(NCC-1764)）の情報を知り、その奪取を計画する。上官に反対され、エンタープライズを失いながらもこれに成功を収め、圧倒的な戦力を手中にして得意の絶頂に立つ。

しかし、ディファイアントのデータベースにあったもう一つの世界に存在する自分の功績をみると忸怩たるものを感じて功を焦り、ディファイアントを奪おうとする者を排除してさらに強大な権力を握ろうとする。しかし、地球に戻る直前に愛人であったホシ・サトウに毒を盛られてしまう。

飼い犬はロットワイラーのポートス。