ゴスモグ (第三紀)
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ゴスモグ(Gothmog)はJ・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』の登場人物。
ミナス・モルグルの副官。アングマールの魔王がエオウィンとメリアドクに滅ぼされた後、ペレンノール野の合戦でモルグル軍を指揮した。これが原作での唯一の記述であり、その後の運命についての記述はないが、ミナス・ティリスの門前で戦ったサウロンの僕のほとんどと同様、滅ぼされたと思われる。 ゴスモグについては、どの種族なのかなどほとんど何もわかっていない。トールキニストは、ナズグールかオークか人間(この場合バラド・ドゥーアの副官サウロンの口のように黒きヌーメノール人かもしれない)ではないかと推測している。2番目に強力なナズグールは、カムール、「黒の東夷」であると『終わらざりし物語』でトールキンが示しているが、かれはドル・グルドゥアに割り当てられるとも述べている。これは、ミナス・モルグルで別の指輪の幽鬼が副官である可能性を残している。また、オークが非常に複雑な攻撃の指揮をすることはできそうないことも、サウロンに仕えて強力になった邪悪な人間である説を補強する材料である。ゴスモグが指輪の幽鬼でないにしても、ある点で塚人と同様の不死の人間で、独立して行動できる大きな能力を持つことも可能であった。
ピーター・ジャクソンのロード・オブ・ザ・リング/王の帰還ではゴスモグはオークであり顔半分が潰れている姿をローレンス・マコールが演じた。実際、かれがボルドグ(オークの姿になった堕落しているマイア)であったことも可能である。映画のゴスモグがジャクソンのデビュー映画バッド・テイストのエイリアンの指揮官と驚くほど似ているのは大変興味深い。
映画のスペシャル・エクステンディド・エディションでは、かれはエオウィンと素手で戦うが、エオウィンによって足を負傷する。ゴスモグはアングマールの魔王を倒したあと倒れているているエオウィンを殺そうと棘つきメイスを振り上げた途端、その手をアラゴルンに斬られ、ギムリに腹に斧を食らわされ、最後はアラゴルンに串刺しにされた。
1977年のSPIのボードゲーム「War of the Ring (指輪戦争)」では、かれは2番目に強力なナズグールで、指輪戦争の前のミレニアムにゴンドールから2年の包囲の末に奪取された時からのミナス・モルグルの指揮者とされた。かれはナズグルの首領とサウロンの口の間に士気が格付けされる、このゲームで軍隊を率いることができる三つのサルマン以外の闇の勢力のキャラクタのひとりである。
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