コジモ1世
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コジモ1世(Cosimo I de' Medici, 1519年6月11日 - 1574年4月21日)は初代トスカーナ大公で、フィレンツェの名門メディチ家の1人。
メディチ傍系であり、勇敢な傭兵隊長として知られた「黒隊長」ジョヴァンニ(1498-1526年)の子。ルネサンス期の女傑として知られるカテリーナ・スフォルツァの孫に当たる。1537年、フィレンツェ公アレッサンドロ(ローマ教皇クレメンス7世の庶子)が暗殺された後、18歳のコジモがフィレンツェ公を継ぐ。ハプスブルク家の支援のもと、フィレンツェの中央集権体制を確立した。1555年にはシエナを併合。1562年、2人の子と妃がマラリアで相次いで死去。1569年に初代トスカーナ大公となった。
ジョルジョ・ヴァザーリ、アニョロ・ブロンズィーノらを宮廷画家として迎える。また、ミケランジェロの葬儀(1564年)を行った。
現在のウフィツィ美術館や、ヴァザーリの回廊などを建設した。
晩年は半身不随となり、また再婚するが家庭的に恵まれなかった。トスカーナ大公は子のフランチェスコが継ぐ。