オロドルイン
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オロドルイン(Orodruin)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』及び『シルマリルの物語』に登場する火山。 別名滅びの山(Mount Doom)。 モルドール国内のゴルゴロス平原にそびえる孤峰であり、一つの指輪はその火口、滅びの亀裂でサウロンによって鋳造された。 『指輪物語』では、指輪所持者フロド・バギンズの目的地。
シンダール語でオロドは「山」、ルインは「紅蓮の炎」を意味し、オロドルインは「燃えさかる火の山」を意味する。 第三紀にサウロンが力を取り戻すと、ゴンドールの国人はこれを、シンダール語でアモン・アマルスと呼んだ。滅びの山とはこれの西方語訳。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
第二紀にサウロンがその居城にモルドールを選んだ際、オロドルインの存在がその理由であった。 かれは自身の魔力と鍛治の力、そして地の底から噴き出す炎の力を用いて一つの指輪を鍛えた。
サウロンの影響下で、オロドルインは自然の火山以上のものとなった。 サウロンはある程度火山を操作することが出来た。 またかれの力が衰えるとオロドルインは沈静化し、かれの力が栄えると活発化した。
フロド・バギンズをはじめとする9人の指輪の仲間がこの山をめざして旅をすることになった。最終的にフロドと伴のサム(サムワイズ・ギャムジー)がこの山の中腹にある火室サンマス・ナウア、そして滅びの罅裂にたどり着くが、かれらと指輪を追ってきたゴクリの予想だにせぬ働きにより、指輪は火の中で無に帰し、ついにサウロンは永遠に滅びた。