オパティヤ
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オパティヤ(クロアチア語:Opatija 、伊:Abbazia、独:Sankt Jakobi)は、クロアチア共和国西部、イストリア地方にあるアドリア海クヴァルネル湾に面した町で、リゾート地。位置的にはプリモルスコ・ゴランスカ郡に属し、郡都リエカの西南西となる。人口12,719人(2001年、周辺部を含む)。
オパティヤとはクロアチア語で僧院を指し、15世紀のベネディクト派修道院を中心とした小村であった。その後19世紀になると冬の平均気温10℃、夏季25℃という温暖な気候から、オーストリア・ハンガリー帝国の貴族たちにより別荘が建てられ、避寒地として発展した。現在も聖ヤコブ修道院が街に存在する。周りは月桂樹の美林に囲まれ、磯や入り江に沿った海岸の遊歩道の散策も楽しめる。