ウドーンターニー
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ウドーンターニー (อุดรธานี , Udon Thani) はタイ東北部・ウドーンターニー県の県庁所在地(ムアン)。ウドンタニー、ウドンターニーなど日本語における表記は一定しない。タイでは単にウドーンとも呼ばれる。
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[編集] 名称
メンライ王がこの町を1296年に建設し、ウドーンターニー(新しい町)と名付けた。一時はランナー・タイ王朝の首都であった。
[編集] 概要
人口は約224,500人(2000年)。都市計画に基づき整備された碁盤目状の道路と、その周囲を囲む環状道路がある。市内に2つ大きい公園があり、夕刻になると池辺にてジョギングをしたりエアロビクスをするなど、市民の憩いの場になっている。ベトナム戦争時には近隣に7つのアメリカ軍基地があったが、1976年にタイに返還された。そのうち、いくつかはすでに存在しない。また、Voice of America の中継局がある。
[編集] 交通
[編集] 広域交通機関
ラオスの首都ビエンチャンに近く、メコン川沿いにあるノンカーイとともに交通の要衝となっている。
バンコクからコンケンを経由しノンカーイに到達するタイ国鉄がウドーンターニーを経由しており、駅が市の南部にある。
またウドーンターニー空港が市の西部にあり、国内線のみだが数社がバンコクとの間に定期便を運行している。
バスターミナルが市内数カ所にあり、タイ国内の様々な目的地行きのバスが毎日運行されている。 また、ビエンチャン行きの国際バスが、一日に4便タイ=ラオス友好橋を通ってビエンチャン市内まで運行されている。
上記のように様々な交通機関が整備されていることや、近年のラオス観光人気の高まりに伴って、バンコクから航空機でウドーンターニーへ行き、バスでラオスへ向かう外国人旅行者が多い。
[編集] 市内の交通機関
市内の道路はよく整備されており、広く、直線的である。人口が比較的少ないこともあり、コンケンやバンコクと比較すると渋滞は少なく交通状況は良いと言える。
路線バスとしては、ソンテウ(ピックアップトラックの荷台を改造した乗り合いバス)が市内を運行している。
個別公共交通としては、人力のサムローとエンジン付きのサムローの両方が運行されている。
個人所有の交通手段はオートバイが一般的だが、現在では自家用車も多くみられる。
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