アンジロウ
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アンジロウ(Angero 1508年? - ?)は日本最初のキリシタン信者である。薩摩の下級士族の出身で、殺人の廉で追われ、僧院にかくまわれていたが、そこを逃げ出し、当時鹿児島港に停泊していたポルトガル船に身を投じた。年の頃35歳ぐらい、ポルトガル語もかなり話せた。日本が全土を上げて、キリスト信者になるだろうと予言した。
フランシスコ・ザビエルがアンジロウに日本人はキリスト教を受け入れるだろうかと訊ねたところ、彼は、あなたたちが教えている事を自ら実行しているかどうかを見てからその教を信じるだろうと答えている。フランシスコ・ザビエルは偶然に日本にたどり着いたのではなく、マラッカで面談したアンジロウに招聘されたと記録に残っている。
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