アンジェイ・ズラウスキー
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アンジェイ・ズラウスキー(ジュワフスキ、Andrzej Żuławski, 1940年11月22日 - )は、ポーランド出身の映画監督。
アンジェイ・ワイダの助監督をつとめた後、1972年、処女作『夜の第三部分』を監督。1980年作『ポゼッション』がカンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートされ、主演のイザベル・アジャーニが女優賞を受賞したことで、世界的に注目されるようになった。
狂気を内に秘めた女性と彼女に翻弄される男性の姿を描いた作品が多い。アンジェイ・ワイダの象徴主義を継承し、官能と狂気と不条理が交差するその作風は、ポーランドの悲劇の歴史を表現していると言われる。
後年は、活動拠点をフランスに移し、女優ソフィー・マルソーと私的なパートナーとなって彼女を主演とした作品をいくつか発表している。
[編集] 主な作品
- 『夜の第三部分』(1972)監督,脚本
- 『悪魔』(1972)監督,脚本
- 『ポゼッション』(1980)監督,脚本
- 『私生活のない女』(1984)監督,脚本
- 『狂気の愛』(1985)監督,脚本
- 『美しさと哀しみと』(1985)出演
- 『シルバー・グローブ/銀の惑星』(1987)監督,脚本
- 『恋の病い』(1987)原案
- 『私の夜はあなたの昼より美しい』(1989)監督,脚本
- 『愛人日記』(1991)監督,脚本
- 『ワルシャワの柔肌(はだ)』(1996)監督
- 『フィデリテ』(2000)監督,脚本
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