アリナミン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリナミンは、武田薬品工業株式会社が販売する錠剤、および栄養ドリンクの商品名。
種類として錠剤とドリンク剤があり、錠剤は「アリナミンA」、「新アリナミンA」、「アリナミンA25」、「アリナミンA5」、「アリナミンA50」、「アリナミンEX」、「アリナミンEXプラス」が、ドリンク剤は「アリナミンV」、「アリナミンV&V」「アリナミンV&V NEW」、「アリナミンe」、「アリナミンダイナミック」、「アリナミン7」、「アリナミン7ゴールド」がある。
目次 |
[編集] 品目詳細
[編集] アリナミンA
[編集] 特徴
「タケダ」が開発したビタミンB1誘導体フルスルチアミンを配合し、毎日の生活の中で感じる、カラダが「だるい」「重い」といった疲れにすぐれた効果をあらわす。補酵素(コエンザイムA)となってエネルギーの産生に重要な働きをするパントテン酸カルシウムとフルスルチアミン、ビタミンB2、ビタミンB6を配合し、三大栄養素(脂質、タンパク質、糖質)を効率よくエネルギーに変える助けをするので、疲れたカラダにすぐれた効果をあらわす。服用しやすい黄色の糖衣錠である。発売当時は,ビタミンB1の吸収率の悪さがゆえに,発病後の治療が進みにくい脚気治療にたいする事実上の特効薬であった。
[編集] 効能
[編集] 成分(3錠(成人の1日最大服用量)中)
- フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)として 100mg(塩酸フルスルチアミン 109.16mg)
- ビタミンB6(塩酸ピリドキシン) 20mg
- ビタミンB12(シアノコバラミン) 60μg
- ビタミンB2(リボフラビン) 12mg
- パントテン酸カルシウム 15mg
[編集] アリナミンA5
[編集] 特徴
アリナミンA5の主成分であるビタミンB1誘導体フルスルチアミンは、腸からよく吸収され、体のすみずみへ行きわたる。そして体内で役立つ型のビタミンB1になり、疲れた体にすぐれた効きめをあらわす。アリナミンA5は、フルスルチアミンと共に神経のはたらきに必要なビタミンB6、ビタミンB12も配合しており、神経痛、筋肉痛などの症状を緩和する。服用しやすい黄色の糖衣錠である。5歳から服用できる。
[編集] 効能
[編集] 成分(6錠(成人の1日最大服用量)中)
[編集] アリナミンA50
[編集] 特徴
アリナミンA50の主成分であるビタミンB1誘導体フルスルチアミンは、腸からよく吸収され、体のすみずみへ行きわたる。そして、体内で役立つ型のビタミンB1になって、疲れた体にすぐれた効きめをあらわす。アリナミンA50は、フルスルチアミンと共に神経のはたらきに必要なビタミンB6、ビタミンB12も配合しており、神経痛、筋肉痛などの症状を緩和する。1日1回の服用で肉体疲労時に必要なビタミンB1を補給できます。服用しやすい黄色の糖衣錠である。
[編集] 効能
[編集] 成分(2錠(1日最大服用量)中)
- フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)として 100mg(塩酸フルスルチアミン 109.16mg)
- ビタミンB6(塩酸ピリドキシン) 10mg
- ビタミンB12(シアノコバラミン) 20μg
- ビタミンB2(リボフラビン) 10mg
[編集] アリナミンEXプラス
[編集] 特徴
アリナミンEXプラスは、「タケダ」が開発したビタミンB1誘導体フルスルチアミン、 ビタミンB6、ビタミンB12を配合し、「目の疲れ」「肩こり」「腰の痛み」などのツライ症状にすぐれた効果をあらわす。補酵素(コエンザイムA)となってエネルギーの産生に重要な働きをするパントテン酸カルシウム、体のすみずみの血液循環を改善するビタミンEを配合している。服用しやすい黄色の糖衣錠である。
[編集] 効能
- 次の場合のビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12の補給。肉体疲労時、病中病後の体力低下時、妊娠・授乳期
- 次の諸症状の緩和。眼精疲労、筋肉痛・関節痛(肩こり、腰痛、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ
[編集] 成分(3錠(1日最大服用量)中)
- フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)として 100mg(塩酸フルスルチアミン 109.16mg)
- ビタミンB6(塩酸ピリドキシン) 100mg
- ビタミンB12(シアノコバラミン) 1500μg
- ビタミンEコハク酸エステルカルシウム(コハク酸dl-α-トコフェロール)として 103.58mg(コハク酸dl-α-トコフェロール100mg)
- パントテン酸カルシウム 30mg
- ガンマーオリザノール 10mg
[編集] 歴史
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 薬学関連のスタブ項目 | 医薬品