アメリカンチョッパー
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アメリカンチョッパー(American Chopper)はディスカバリーチャンネルのテレビ番組。タトル親子を中心としたカスタム・バイク製作の物語。彼らのバイク工房であるオレンジ・カウンティ・チョッパーズ(OCC : Orange County Choppers)を舞台とした、ユニークな人物たちのユーモラスな掛け合い、口喧嘩、そして思いつきのままに造られる特色豊かなバイクが特徴。制作者が自由にテーマを設定して作成する事もあるが、多くの場合は企業や個人などの依頼によって造られる。主な作品は蜘蛛の巣をモチーフにしたBlack Widow Spider Bikeや、アメリカ空軍の依頼で作成したF-22がモチーフのAir Force "Raptor" Bikeなど。
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[編集] 人物
- ポールSr. (Paul Teutul Senior)
- OCC創設者。ポールJr.とマイケルの父。髭がトレードマーク。ポールJr.には厳しいがマイケルには甘い。
- ポールJr. (Paul Teutul Junior : ポーリィ)
- ポールシニアの長男。中心的なバイク・ビルダーだが、勤務態度やバイク製作の方針を巡って頻繁に父、ポールシニアと激突する。彼ら親子の口喧嘩がこの番組の見所の一つ。
- マイケル (Michael Teutul : マイキー)
- ポールシニアの三男。家業だった製鉄所を退職後(次男に追い出される)、OCCで電話番や雑用を務めていたが、やがてバイク製作にも関わるようになる。OCCのムードメイカーであり、マスコット的存在。
- ヴィニー (Vincent DiMartino : Vinnie)
- OCC従業員。OCCの良心。ポールJr.の高校時代からの友人で、むらっ気の多い彼を良く補佐し、マイケルにも目を配る。ポールシニアの信頼も厚い。
[編集] OCCの創設
元々、ポールシニアは家業であった製鉄所を経営する傍ら、趣味でカスタム・バイクを製作していた。その後、製鉄所を次男に継がせて、バイク工房オレンジ・カウンティ・チョッパーズ(OCC : Orange County Choppers)を創設した。とはいっても、当初は製鉄所の地下室での製作だった。当初は注文も少なく、何度も店を畳むことを考えた。しかし、テレビでの放送で大反響になり、急成長。製作所も数回新設して、現在はオリジナルグッズの販売店をもてるほどになっている。
[編集] OCC所在地
タトル一家はニューヨーク出身であり、OCCもニューヨークのオレンジ・カウンティに本拠を置く。が、オレンジ・カウンティという地名はアメリカ国内に幾つかあり、しばしばカリフォルニアの高級住宅地や、オーランドのテーマパーク周辺と間違われる事がある。