アミノアシルtRNAシンセテース
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それぞれのアミノ酸に対応するtRNAにアミノ酸を転移する一群の酵素をアミノアシルtRNAシンセテース(Aminoacyl tRNA synthetase、aaRS)と呼ぶ。アミノアシルtRNAシンテターゼと表記されることも多い。コドンとアミノ酸の間のアダプター分子の一つ。アミノアシルtRNAシンセテースとtRNAとの特異的な相互作用はアンチコドンとさらに別の塩基に依存することが多いが、いくつかのtRNAではアンチコドンが関係しないことが知られている。大きく2つのクラスに分かれ、それぞれアミノ酸をtRNAに転移する際の転移部位が異なる。