アドベンチャークイズ カプコンワールド
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アドベンチャークイズ カプコンワールドは、カプコンが発売したクイズゲームである。現在までに2作品がリリースされている。
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[編集] アドベンチャークイズ カプコンワールド
1989年にカプコンがリリースしたアーケード用のクイズゲーム。カプコン初のクイズゲームである。
このゲームで確立された「すごろく式」「4択クイズを4ボタンで回答する」「お手つき制」などの要素は、自社・他社を問わず、アーケードのクイズゲームの一つの基本形となった。
[編集] 概要
カードをめくって出た数の分だけ、すごろく式のマップを進んでいき、マスに止まるたびにクイズを出題されるという流れでゲームは進行する。クイズでは出題ごとに正解数ノルマ(3~8問)が定められ、10問目が終わるまでにそのノルマを達成しなければならない。また、誤答すると「お手つき」がマイナスされ、手持ちのお手つきがなくなるとゲームオーバーとなる。
すごろくは基本的に一本道で、各ステージの最後にボスが待ち構えている。ボスキャラはカプコンのゲームに関連するキャラクターとなっており、ジャンルセレクトによるクイズで対戦する。「C」「A」「P」「C」「O」「M」の各文字をかたどった6ステージを全てクリアするとエンディングとなる。
[編集] PCエンジン版
このゲームは「アドベンチャークイズ カプコンワールド ハテナ?の大冒険」というタイトルでPCエンジン用に移植されている。1992年6月19日、PCエンジンSUPER CD-ROM²用ソフトとしてハドソンから発売された。「アドベンチャークイズ2 ハテナ?の大冒険」とのカップリング移植となっている。ボスキャラが一部差し替えられている、家庭用ゲームのためクレジット(コンティニューの回数)が有限、という点を除いて、ほぼ忠実に移植されている。
[編集] アドベンチャークイズ カプコンワールド2
1992年にカプコンがリリースしたアーケードゲーム。前作に比べてジャンル数・問題数・ステージ数などのボリュームが大幅にアップしている。また、さまざまなカプコンのキャラクターがクイズの出題者として登場したり、カプコンの他のゲームのBGMが使われているシーンがあるなど、より「カプコンワールド」の名にふさわしい内容となった。
[編集] 概要
ゲームスタートすると、まずプレイヤーセレクト画面となる。以下の4人の中から好きなキャラクターを選択する。各キャラクターはそれぞれ得意能力を持っており、クイズ出題時にときどき能力を発動させてプレイを楽にしてくれる。ただし、長時間ゲームを継続していると、後半戦では発動しにくくなる。
- 戦士:ウィング
- 「改心の一撃!」と表示されているときにクイズに正解すると、1回の正解でノルマを2つ減らすことができる。
- 魔法使い:ピュア
- ジャンルセレクトを発動する能力がある。
- 猫:ファー
- ときどき、クイズを2択や3択にする能力がある。また、まれに改心の一撃が使える。
- 僧侶:リリック
- このゲームでは一定の点数を獲得するごとにお手つきが増える(回復する)システムがあるが、その回復のスピードが他のキャラクターよりも速い。
続いて、「ビギナーズコース」「ノーマルコース」「エキスパートコース」の中から挑戦するコースを決めると、ゲーム本編がスタートする。
サイコロを振って出た数の分だけ、すごろく式のマップを進んでいき、マスに止まるたびにカプコンのキャラクターが登場してクイズを出題していくという流れでゲームは進行する。各マスには正解数ノルマとイベント(2択・ジャンルセレクト・ノルマ減など)が書かれており、その条件のもとで出題されるクイズに対してノルマを満たすと先へ進むことができる。誤答すると「お手つき」がマイナスされ、手持ちのお手つきがなくなるとゲームオーバーとなる。
各ステージの最後にいるボスを倒すと、ステージクリアとなる。また、コースの最後にはドラゴンが待ち構えており、倒すとコースのクリアとなる。計3体のドラゴンを倒して、3つのクリスタルを奪い返すのがゲームの目的である。
[編集] 携帯アプリ版
2004年、このゲームを元にした携帯電話用のアプリが、「クイズ カプコンワールド!!」という名前でカプコンから発売された。
[編集] 関連項目
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