アウトゾーン
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アウトゾーン(OUT ZONE)は1990年、東亜プランが開発した縦スクロールシューティングゲーム。
[編集] 特徴
この作品では自機がサイボーグ(人型)で、飛行せずに地形上を歩行している。そのため、シューティングゲームでは少数派の単方向任意スクロール制である(一部強制あり)。また、残機制と同時に、プレイの長時間化を防ぐために時間でゲージが減るエナジー制を採用している。ミスになるのは「敵弾・敵機に当たる」だけでなく、「地形から落ちる・シャッターに挟まれる」「エナジーが0になる」でも残機が減る。
この後、同社から発売されたフィクゼイトもほぼ同等のシステムである。
又、この作品は"隠しボーナス・フィーチャー"が多い事でも有名。一例をあげると、2面の序盤で多くの木が生えている所をある特定の順番で破壊すると、同社の作品大旋風で活躍したヘルパーが登場し被弾するまで援護射撃してくれる。
[編集] ストーリー
西暦2097年。度重なる地球侵略はついに人類の手に負えなくなった。
国連は最後の手段として伝説の宇宙仕事人に最強のサイボーグ戦士を依頼した。
[編集] 自機の装備
- 基本装備
- MULTI 3WAY マルチは任意の16方向、3ウェイは前方3方向に固定して弾を発射。ちなみにそれぞれ3段階までパワーUPする.
- C チェンジパネル・・前述の武器を使用中に取るともう一方の武器に変更。
- B ボンバー・・東亜系シューティングの伝統よろしく緊急回避用としておもに使用。ステージクリア時には1発あたり3000点がボーナスとして加算。
- E エナジー補給・・ エナジーが一定量回復する。
- スペシャルアイテム
以下はある一定の確率で出現するアイテムである。余談だが使用するアイテムによってゲーム難易度に大きな差が見られる。
- 黄色 スーパーバーナー 恐らく一番出現しやすいが、ほとんどの局面で使えない。
- 紫 スーパーボール これこそがこのゲームの難易度を下げている要の武器。自機の周りを回る鎖がまに巨大な玉が付いたもので、振り回す鎖部分にも当たり判定があり、玉自体も飛んでいく。ボス戦もすべてこれを使うことによって"比較的"ラクに破壊できる。
- 残りは武器ではないが戦局を有利にしてくれるアイテムである。
- 緑 エナジーエクステンド 元々のエナジーゲージは固定されているがこれを取ると、そこから30%ゲージが増量され、若干進む時間に余裕が出来る。
- 青 スピードアップ 最初の移動速度から50%アップする。
- 赤 1UP その名のとおり、自機が1つ増える。
- 白 シールド 敵弾を1発だけ防ぐバリアを発生。しかし、地形・エナジー切れは除く。