いがらしゆみこ

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日本の漫画作品

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いがらしゆみこ（本名五十嵐優美子、1950年 8月26日 - ）は、北海道旭川市出身の漫画家。札幌市在住。

1968年、北海道札幌旭丘高等学校3年のときに「りぼん」増刊号（集英社）に掲載された『白い鮫のいる島』でデビュー。その後、「なかよし」（講談社）専属作家として活動。幼年誌で執筆の後、レディースコミック誌や女性誌などで活動するようになる。小説やドラマのコミカライズ、漫画原作も手がける。代表作は『キャンディ・キャンディ』『ジョージィ!』など。五十岸ひとみ、五十嵐優美子（本名）、山川虹子（漫画原作者として）などの筆名でも執筆をしている。

『キャンディ・キャンディ』のアンソニー役を務めた声優、井上和彦の最初の妻（井上と共に、ステア役を務めた肝付兼太も前夫である）。元ジャニーズJrの五十嵐慶一は息子。著作権に対しての認識が乏しく、共同作品の原作者（水木杏子、井沢満）の許可をとらず版権ビジネスに及ぶなど、裁判沙汰に発展している。

[編集] 略歴

1968年 - 『白い鮫のいる島』でデビュー。
1975年 - 『キャンディ・キャンディ』の連載を開始。
1976年 - 『キャンディ・キャンディ』がアニメ化される。
1977年 - 『キャンディ・キャンディ』で第1回講談社漫画賞を受賞。
1999年 - 山中湖村に、いがらしゆみこ美術館・山中湖が開館。（2005年3月閉館）
2000年 - 倉敷市の美観地区に、いがらしゆみこ新美術館・倉敷が開館。

　一時期、キャンディ・キャンディ関連の作品が無断で展示されていたが、現在では原作者と和解の上で撤去されている。

[編集] 作品リスト

キャンディ・キャンディ
- 原作：水木杏子（名木田恵子）。1976年にアニメ化。

原作者である水木杏子（名木田恵子）との間で作品利用の契約に関する裁判としてスタート。後に著作権（水木の原作権）に関する裁判となり、いがらし側は水木の原作者としての著作権を一切否定する主張を裁判中に展開したため、長期に及ぶ著作権裁判となった。2001年10月に最高裁で原作者水木杏子（名木田恵子）の勝訴が確定した。

コミックスは講談社といがらし・水木の両名との作品使用権契約解除により2001年をもって絶版となっており、東映アニメーションは、講談社からの著作権の二次使用権が無くなったため、アニメーション作品の再放送とビデオ・DVD化などを断念している。