Yahoo! BB

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Yahoo! BB（ヤフー・ビービー）は、BBテクノロジー（孫正義社長）のADSL回線サービスと、ソフトバンクBBのISPサービスとを統合したサービスの商標である。

街角の（レンタル）ADSLモデム無料配りや大量宣伝が効果をあげ、またIP電話のBBフォンや低価格を売りにして、2005年12月末現在、ADSLで国内最多の加入者を持つ。急速な拡大路線によるインセンティブの急増により一時大幅な赤字を出したが、2005年ではユーザ数の急増などによりADSL事業自体は単年度黒字化している。[1]

[編集] 主なサービス

[編集] ADSL、光ファイバー接続・プロバイダー事業

Yahoo! BBは下り回線が50・26・12・8Mbpsのスピードで、それぞれADSLとインターネット接続サービスをセットにしたISP事業を行っている。

当初は通信速度の速さと料金の安さを前面に打ち出し、強引な勧誘を行ってきたため、日本では加入者が最も多い。ベストエフォート型。半固定IPアドレスなどの仕様。モデムは同社提供のもののレンタル・買取が選択できる。市販のモデムを使うことはできない。尚、現在では通信速度は他社と変わらず、料金はむしろ高めである。

基地局から遠いユーザーなどにはリーチDSLを使い、低速度ながらも対処している。しかしコストの割に収益性が低いため、最近では距離の離れたユーザーには不向きとされるが収益性の高い50Mを勧める事が多い。

2005年までは節税のために意図的に赤字決算を繰り返してきたが、携帯電話事業参入のための免許取得条件として事業の健全性が求められたため、やむなく黒字に転換した。

その他に、NTTドコモ社員（浅沼泰英）の要請を受け、孫正義が八丈島に来島。この際、日本で初めて離島（東京都八丈島）でのADSLによるブロードバンド提供を表明。2004年3月からサービス提供を開始した。

また、2004年 10月4日に光ファイバー接続サービスに参入を表明。GE-PONシステムを用いることにより基地局までのバックボーンにおいて最大1Gbps(=1000Mbps)の通信が可能である。(しかし、宅内の機器の制約があるため1ユーザーの最大速度は従来の光ファイバーサービスと同じ100Mbpsになる)

[編集] IP電話事業

IP電話である「BB Phone(フォン)」と称するサービスも行っている。ADSL事業者の中ではいち早くサービスに乗り出し、基本料に含まれる標準サービスとしたことで、現在では最も普及したIP電話となっている。IP電話は一般に、同一基盤同士の通話は無料であり、BBフォン同士も例外でない。また一般にIP電話は、固定電話・携帯電話・PHS・国際電話などにも格安で発信できるため、インターネットのみならず電話の通信費も節約することができ、一定の帯域が確保できれば固定電話と遜色のない音質が得られる。光では通常の市外局番が付くが日本テレコムによるオプションサービス(別料金)となっている。

[編集] IPテレビ事業

BBTVが有線役務利用放送として行なう放送サービス。光ファイバーでは基本料に含まれる標準サービスとなっている。

[編集] コンテンツ事業

高速回線を通したコンテンツも提供している。しかし、有料コンテンツはまだ収益に結びついていない。

[編集] 福岡ソフトバンクホークス中継

ソフトバンクがダイエーから変わり、ホークスを運営している。このため、2005年度からソフトバンクホークスの中継を行なっている。加入者はカメラの切替えができたり、高いレートの映像となっている。BBTVによりテレビで観ることもできる。

[編集] 回線品質の問題

開通したは良いが、公表されていた回線の仕様と比べて大幅に劣っていたりする問題。同じ速度でサービスを行っている接続業者を変えるだけで大幅にスピードアップしたりする現象もあった。このような話は、サービス開始当時に多かった。

電話回線を使用するxDSLでは、自宅と電話回線収容局との距離に応じて速度が下がるのは技術的な仕様ではある。しかし、コストダウンの為に北米向けの回線規格AnnexAを採用している為、日本独自の規格であるINS64(TCM-ISDN)のノイズに弱く、速度は大幅に落ちてしまう。

尚、Yahoo! BBと旧・東京めたりっく通信以外は全て日本向けの規格AnnexCを採用している為、速度減少は比較的少なめになっている。

[編集] Yahoo! BB顧客情報漏洩事件

2004年 2月27日、Yahoo! BB登録者の個人情報が450万人漏洩し、この情報に対しYahoo! BBに現金を要求していたソフトバンク子会社元社員らが逮捕された。個人情報が漏洩した原因として、ソフトバンク社員であれば誰でも閲覧できるような状況であったことを発表。後日、個人情報の管理を厳守するように徹底されることになった。

[編集] Yahoo! BBの関連の事件

元右翼団体会長森洋らによるYahoo!BB顧客情報漏洩事件は、会社の存亡を左右しかねない重大事件に発展した。総務省から厳しい注意を受ける。
知的障害者に対して強引に契約を結ばせた事件も発覚した。

[編集] 関連リンク

Yahoo! BB（Yahoo! BB非会員向け）
Yahoo! BB（Yahoo! BB会員向け。非会員がアクセスすると上のリンクと同じページに飛ばされる）
Yahoo! BB モバイル

"http://ja.wikipedia.org../../../y/a/h/Yahoo%21_BB_efaa.html" より作成

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