Raised On Radio~時を駆けて
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Raised On Radio~時を駆けて | ||
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ジャーニー の アルバム | ||
リリース | 1986年5月 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 44:13 | |
レーベル | コロムビア・レコード | |
プロデュース | マイク・ストーン&ケヴィン・エルソン | |
レビュー | ||
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ジャーニー 年表 | ||
フロンティアーズ (1983年) |
Raised On Radio~時を駆けて (1986年) |
トライアル・バイ・ファイアー (1996年) |
Raised On Radio~時を駆けて(Raised On Radio)は、1986年に発表されたジャーニーのアルバム。黄金期ジャーニーの最後のアルバムであり、本作をもってバンドは解散することになる。
この当時のジャーニーは『エスケイプ』(1981年)、『フロンティアーズ』(1983年)と立て続けにメガヒットを記録しており、アメリカを代表するトップバンドにまで成長していた。そのため、バンドの内外を取り巻く状況も大きく変わっていた。音楽のコマーシャル化や商業的なライヴ・ツアーなどに対するメンバーの反発も多く、バンドには様々な問題が生じていた。アルバム制作時のメンバーはスティーヴ・ペリー、ニール・ショーン、ジョナサン・ケインの3人であった。
本作はタイトルが示す通り、アメリカのラジオ文化に対する彼らの思いを綴っている。80年代の音楽業界はMTVを主体としたビデオ・クリップなどが全盛の時代で、バンドのメンバーが育ってきた音楽環境とは大きく異なっていた。そういう意味でも「原点回帰」の意味合いが込めれらたアルバムとも言える。
サウンド面ではメロディアス・ロックの要素がより強くなっている。70年代のようなハードロック・サウンドは影を潜め、ジャーニーのアルバムの中でも最もポップで聴きやすい作品に仕上がっている。
解散説が飛び交う中で発売され、ビルボード・チャートで第4位というヒットを記録。そして、その噂通りバンドは活動を停止することになる。
[編集] 収録曲
- Girl Can't Help It
- Positive Touch
- Suzanne
- Be Good To Yourself
- Once You Love Somebody
- Happy To Give
- Raised On Radio
- I'll Be Alright Without You
- It Could Have Been You
- Eyes Of A Woman
- Why Can't This Night Go On Forever