OKI FC Winds
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OKI FC Winds(おき ふえしぃ うぃんず)は、かつて日本女子サッカーリーグ(L・リーグ)に所属していたチーム。埼玉県本庄市を拠点としてL・リーグでは1996年から活動していたが、1999年を最後に廃部となった。
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[編集] クラブの概要・歴史
1990年、電機メーカーの沖電気工業に女子サッカーチーム「OKIレディーサンダース」として結成。2年後の1992年からはJLSLチャレンジリーグ(2部に相当)で活動し、1995年度でリーグ優勝。そのあとに清水第八、浦和レディースFCとの3チームで行われた参入戦でも1位(3勝1敗)の成績をあげたため、翌1996年に練習グランド確保困難のため廃部となったTOKYO SHiDAXに代わってL・リーグに昇格。同時に地元埼玉県を吹き付ける「上州空っ風」をイメージして、チーム名を「OKI FC Winds」とした。
またこのとき、沖電気もL・リーグ公式戦の協賛とカップ戦(L・リーグカップ)およびチャンピオンシップの冠協賛となった。
L・リーグとして初の公式戦は6月に行われた「OKI L・リーグカップ96」では、4戦全敗で予選リーグ敗退。アトランタオリンピック後の開催の開催となった1年目のリーグ戦も初戦で日興證券ドリームレディースを相手にリンダ・メダレンの10ゴールを含む1-16という散々なデビューとなりシーズン成績は1勝(1PK勝)17敗(1PK敗)の最下位。浦和レディースFCとの入れ替え戦に回るが、2戦2勝してL・リーグ残留を果たした。その後もリーグのお荷物状態ではあったが、廃部や撤退が相次いだおかげで降格を免れた。
1999年、前年廃部になった日興證券ドリームレディースから大部由美、佐藤春詠(ともに現・東京電力マリーゼ)、高橋彩子(現・浦和レッズレディース)といった中心選手を獲得し、また同様に廃部となったフジタマーキュリー、リーグを脱退(のち廃部)したシロキFCセレーナなどからも選手を補強して一気に上位進出を目指したが、寄せ集め所帯ゆえに選手間のコミュニケートを欠くことになりチームは崩壊。年間総合成績を4位と健闘したが、この年限りで廃部となった。
[編集] 主な成績
回 | 年度 | チーム名 | リーグ | チーム数 | 試合 | 勝点 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 順位 |
C | 1992年 | OKIレディーサンダース | JLSL・チャレンジリーグ | 4 | 6 | 2 | 1 | 0 | 5 | 4位 |
C | 1993年 | 4 | 6 | 2 | 1 | 0 | 5 | 4位 | ||
C | 1994年 | 3 | 8 | 3 | 0 | 3 | 5 | 3位 | ||
C | 1995年 | 3 | 4 | 6 | 3 | 0 | 1 | 1位 | ||
8 | 1996年 | OKI FC Winds | L・リーグ | 10 | 18 | -- | 1 | -- | 17 | 10位 |
9 | 1997年 | 10 | 18 | -- | 5 | -- | 13 | 8位 | ||
10 | 1998年 | 10 | 18 | -- | 4 | -- | 14 | 8位 | ||
11 | 1999年 | 8 | 14 | 26 | 8 | 2 | 4 | 4位 |
註)成績は年間順位。L・リーグの99年は勝ち点制。
[編集] 獲得タイトル
- 特になし
[編集] チームカラー
- チームカラーは白
(最終年のパターン)
カラー | 上衣 | パンツ | ストッキング |
---|---|---|---|
フィールドプレーヤー(正) | 白 | 白 | 白 |
フィールドプレーヤー(副) | 青 | 青 | 青 |
ゴールキーパー(正) | 黄 | 黄 | 黄 |
ゴールキーパー(副) | 緑 | 緑 | 緑 |
[編集] かつて所属していた選手
- DF
- MF
- FW
[編集] 関連項目
2006 mocなでしこリーグ |
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L・リーグ1部(L1) |
日テレ・ベレーザ | 伊賀FCくノ一 | TASAKIペルーレFC | スペランツァF.C.高槻 |
L・リーグ2部(L2) |
バニーズ京都 | ジェフ千葉レディース | ルネサンス熊本 | 清水第八SC | ASエルフェン狭山 |
過去の参加チーム(参考) |
日産FCレディース | 新光精工FCクレール | 清水FCレディース |