Ogrish.com
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Ogrish.com(オグリッシュドットコム; ['oug(ə)rɪʃ 'dɑt 'kɑm])とは、世界に於る衝撃的な記事をありのまま提供するニュースサイトである。大部分を戦争・事故・処刑・犯罪に基づく未検閲のニュース取材やマルチメディアという名の下で、暴力的な死の映像を提供する。描写されるものの多くは一般に不快だと看做されるが、「あなたも真実が分かる」という意図がある。同ドメインは、2006年10月から"liveleak.com"へリダイレクトされるが、宣伝だという見方も在る。
暴力的な出来事のビデオ(特にテロ)であるため、被写体の人権と映像の本質について白熱する論争が起こっている。例えば、承諾を得ずにハリケーン・カトリーナ犠牲者の映像が掲載されたことや、9.11テロに於ける落下する人間の映像が載ったことである。しばしば家庭では視聴を禁じられることもある。
2005年8月には、ドイツの監視員がogrish.comについて地元の通信会社支部に連絡を取り、ドイツに於いて同IPアドレスは一時的に遮断された。他国の一部のISPはこの会社を介して通信接続していたため、他の国(オランダ、フランス、ポーランド、イタリア、スイス)のISPも同様に遮断することとなった。ある青少年保護団体はサイト提供者が、アダルトコンテンツ視聴を認める前には年齢認証を設置を要求するという法律を犯していることを明らかにした。マドリード列車爆発事件の記事が投稿された時は、スペインによって遮断され、公開停止するよう命令された。しかし、これらの命令は追求されなかった。
定期更新される動画などの一面に加え、ogrish.comはフォーラム、wiki、ブログも提供している。過去にはアーカイブを配信するメールマガジンもあったが、何故かある時停止された。2005年2月にはOgrishMagとして再開した。 ogrish.comには一日15~20万のアクセスがある。しかし、凶報の時は75万に達する。 このogrishというサイト名は英語で、伝説上の巨大な食人鬼を意味するogreの形容詞形である。 一般のメディアでは煙幕を張られるグロテスクな映像や画像、事件事実をありのまま公開する。 トップページのロゴは、当初は「指が切れて血だらけの手」という惨憺さを強調したものだったが、後に「OGRISH.COM」という文字のみのロゴに落ち着き、現在は「Live Leak」というYouTube形式の動画共有サイトになっている。
[編集] 外部リンク
- http://www.ogrish.com/ (そのままhttp://www.liveleak.com/ にリダイレクトされる)