Missing Blue
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『Missing Blue』(みっしんぐ ぶるー)は2001年7月26日にトンキンハウスより発売されたプレイステーション2用デジタルノベルゲーム。同社のプレイステーション用ソフト『Lの季節』に続くノベルシリーズ第2弾。
キャラクター原画は渡辺明夫が担当。尚、OP&EDテーマを担当しているのは前作同様小松未歩。
2004年7月22日に廉価版『ベストプライス Missing Blue』(The Best版)となって再登場。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
聖遼学園高等部2年生の主人公・牧村功司は、控え目でおとなしい幼馴染・璃月沙夜と、ひょんなことから付き合うことになった上級生・丹雫瑠羽奈に囲まれ、賑やかながらもごく普通の生活をしていた。ある日、春日瑞希という少女が転校してくる。彼女は主人公に不思議な水晶を渡すと、「思い出して……」と謎めいた言葉を投げかける。会ったこともないはずなのに、でも確かに会った記憶があるその少女に戸惑う主人公。そして、なにかが始まる予感……。
[編集] キャラクター
- 璃月 沙夜(Ritsuki Saya)
- 主人公と同じクラスの17歳。成績優秀でおとなしくて控え目、おまけに家庭的といった、まさに絵に描いたような理想の幼馴染。美術部所属。
- (CV.松来未祐)
- 丹雫 瑠羽奈(Nishizuku Ruuna)
- 学園一の美人と評判で、自称・主人公の彼女。きれいで新しい物が好き。思い立ったらすぐ行動するような性格でやることが派手だが、ナイーブで小食である。
- (CV.宮村優子)
- 春日 瑞希(Kasuga Mizuki)
- 主人公のクラスに転校してきた少女。主人公に「思い出して…」と伝え、不思議な水晶を渡す。全てが謎に包まれている。
- (CV.友永朱音)
- 神瞳 かりん(Shindou Karin)
- 主人公のピンチに駆けつける騎士道部の下級生。大の男を軽々と投げ飛ばすほど強い。言葉遣いが丁寧で、何故か主人公に対して献身的である。静乃とは趣味が合うので仲が良い。
- (CV.幡宮かのこ)
- 矢城 静乃(Yagi Shizuno)
- 主人公の遠縁(いとこ)で、神社の家の娘。主人公を「お兄様」と呼んで慕っている。巫女としてはまだまだ修行中の身らしい。明るくちゃめっ気のある性格。
- (CV.飯塚雅弓)
- シーナ・アリール(Siena Areel)
- 何らかの事情で転校してきた外国人。水と歌が好き。人を拒絶するオーラを放っており話しかけにくい印象がある。
- (CV.坂本真綾)
- 折坂 命(Orisaka Mikoto)
- 主人公のクラスにやってきた保健体育の教育実習生。実習生代表の挨拶でいきなりドジってしまい、それ以来「みこピー」の愛称で親しまれている。
- (CV.茂呂田かおる)
- 美角 唯芽(Misumi Yume)
- 車に轢かれそうになった犬を主人公が助けた場面を目撃し、弟子入り志願してくる風紀委員兼体育祭実行委員。「正義」「ヒーロー」「平和」といった言葉に弱い。周りの迷惑を顧みずに一直線に突っ走るタイプ。融通が利かず非常識。
- (CV.かないみか)
- 緋山 花乃香(Hiyama Kanoka)
- 図書室によく入り浸っている、小説家志望の眼鏡っ子。気が強く何かにつけては主人公に突っかかってくる。見かけによらず足が速い。
- (CV.河原木志穂)
- 綺雲 エリス(Ayakumo Eris)
- 危機一髪のところを主人公に助けられた妖精。爆発にロマンを求め、学園内でひそかに兵器開発と武器商を営んでいる。これでもれっきとした高等部の一年生である。
- (CV.南央美)
- 瀬渡 菜緒(Sewatari Nao)
- 主人公のクラスである高等部2年C組の担任をつとめる英語教師。折坂命の大学時代の先輩。
- (CV.三五美奈子)
- マリィ(Mally)
- シーナ・アリールと同じところからやってきた少女。歌うことが大好きだが短気でときどきシーナと口論している。
- (CV.浅田葉子)
- セラ(Sera)
- シーナが下宿する海の家の女主人。おっとりしているが気さくな性格の持ち主。未亡人。
- (CV.静木亜美)
- 三十六代目 桃太郎(Momotarou)
- シュールな桃太郎一味のお頭。ポエムが趣味で男のロマンを追い求める熱い男。美角唯芽には永遠のライバル視されている。
- (CV.子安武人)
- 尾振 勤(Ohuri Tsutomu)
- 桃太郎一味のひとり。調子に乗りやすく騒がしい。鼻と耳がよく利く。趣味は犬と遊ぶこと。
- (CV.川瀬ゆうこ)
- 猿怒 剛(Endo Tsuyoshi)
- 桃太郎一味のひとり。大きな体躯と怪力の持ち主だが頭は悪い。「猿も木から落ちる」ということわざが大嫌い。
- (CV.植木亨)
- 澄伊 雉晶(Sumii Chiaki)
- 桃太郎一味の紅一点。一味で唯一まともな考え方のできるまとめ役。趣味は推理小説を読むこと。鳥目。
- (CV.麻績村まゆ子)
- 田ノ中 勝(Tanonaka Masaru)
- 主人公の隣の席にいるジャガイモ顔のクラスメイト。存在感が薄いのに余計なことに首を突っ込み、いつも悲惨な目にあっている哀れな男。
- (CV.氷室省吾)
- 永易 祥吾(Nagai Shougo)
- 図書委員をつとめるクラスメイト。典型的な文学少年。
- (CV.早坂知七)
- 矢城 桂介(Yagi Keisuke)
- 静乃の父親で神社の神主。参拝客を驚かせたり冗談を言ったりする趣味がある。
- (CV.関戸宏治)
- 神代 琢巳(Kamishiro Takumi)
- 桂介が選んだ静乃の結婚相手。意外に話のわかる好青年。
- (CV.内野一)
- 朝武 太一(Tomotake TaiChi)
- 都市研究会の部長。部室内にさらに部屋を作って生活している謎の多い人物。よく居眠りしている。
- (CV.藤田圭宣)
- 愛菜 稚(Aina Waka)
- 放送部所属の美角唯芽の同級生。家庭的だがエリスが経営する武器屋の常連という謎の多い女の子。
- (CV.静木亜美)
[編集] 主題歌
主題歌:小松未歩(GIZA studio)
- オープニングテーマ「Hold me tight」
- エンディングテーマ「I don't know the truth」
作詞:小松未歩 作曲:小松未歩 編曲:大賀好修
アルバム「小松未歩 4 ~A thousand feelings~」(2001年3月7日発売)に収録
[編集] 関連書品
- 書籍
- パーフェクトリファレンス(ソフトバンクパブリッシング)
- 公式攻略ガイド(メディアワークス)
- すべての忘れられぬ想いのために(ファミ通文庫)
- ビジュアルファンブック(エンターブレイン)
- CD
- キャラクターマキシシングルシリーズ(CANDYPOP)
- THE REATEST HITS!(CANDYPOP)
- サウンドコレクション+α(SCITRON)
- ドラマCD(SCITRON)
- その他
- トレーディングカード(ホビージャパン)、キャラクターグッズ(ホビージャパン、ソフトバンクパブリッシング etc.)