JFK (映画)
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JFK |
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監督 | オリバー・ストーン |
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製作総指揮 | アーノン・ミルチャン |
製作 | A・キットマン・ホー オリバー・ストーン |
脚本 | オリバー・ストーン ザカリー・スクラー |
出演者 | ケビン・コスナー トミー・リー・ジョーンズ ゲイリー・オールドマン ケヴィン・ベーコン |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
撮影 | ロバート・リチャードソン |
公開 | 1991年12月20日 1992年3月 |
上映時間 | 189分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
制作費 | $40,000,000 |
(■テンプレート/■ノート) |
ジョン・F・ケネディ暗殺事件の捜査に執念を燃やす地方検事ジム・ギャリソン(K・コスナー)を中心に描いた“現代史ミステリー”。大統領暗殺における唯一の訴訟であるクレイショー裁判をモデルとして描いている。日本での公開は1992年3月。
劇場公開版は上映時間3時間を超える大作だったが、同年に更に長い「ディレクターズ・カット版」(約206分)がビデオ発売され、「ディレクターズ・カット版」DVDには更に約55分の未公開シーンが収録。すべて合計すると上映時間は約4時間20分、O・ストーン監督の意気込みを感じさせる仕上がりとなっている。
主として、リー・ハーヴェイ・オズワルド、CIA、マフィアや大物政治家がケネディ暗殺の犯人あるいは黒幕らしいとして語られるが、この映画は独自の説に基づいて展開されている。この独自の説は、説の材料は80年代に発表されていたものの、あまりにも荒唐無稽として研究者からは退けられていたもので、この映画により一躍知名度を高め、有力と評価を受けるまでにのし上がった。
目次 |
[編集] あらすじ
ニューオーリンズの地方検事であるジム・ギャリソンは、昼食中に大統領暗殺のニュースを知る。一般的なアメリカ人同様、事件にショックを受ける彼だったが、直後に逮捕されるリー・ハーヴィー・オズワルドという人物に、彼は一般的なアメリカ人とは別種のショックを受ける。ニューオリンズの法曹関係者においてオズワルドという名前は妙な知名度を持っていた。不思議な過去を持ち、奇行を繰り返し、キューバ人の団体とトラブルを起こしていた人物だったからだ。彼は即座に、この人物の調査を始める。調べれば調べるほど、霧のような感覚が彼を包む。そしてその霧が一気に雹となって彼の体を叩く、そんな事件が起こった。マスコミ監視の中、オズワルドがジャック・ルビーなる男に殺されたのだ。この瞬間、名誉も仕事も家族も捨てさることになる、彼対合衆国の長い戦いが始まったのだった。
[編集] スタッフ
- 製作総指揮:アーノン・ミルチャン
- 製作:A・キットマン・ホー、オリヴァー・ストーン
- 監督:オリヴァー・ストーン
- 原案:ジム・ギャリソン、ジム・マールズ
- 脚色:オリヴァー・ストーン、ザカリー・スクラー
- 撮影:ロバート・リチャードソン
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 提供:ワーナー・ブラザーズ
[編集] 出演
- ジム・ギャリソン - ケヴィン・コスナー
- クレイ・ショー - トミー・リー・ジョーンズ
- ウィリー・オキーフ - ケヴィン・ベーコン
- スージー・コックス - ローリー・メトカーフ
- リー・ハーヴィー・オズワルド - ゲイリー・オールドマン
- ビル・ブロザード - マイケル・ルーカー
- ルー・アイヴォン - ジェイ・O・サンダース
- リズ・ギャリソン - シシー・スペイセク
- ジャック・マーティン - ジャック・レモン
- デイヴィッド・フェリー - ジョー・ペシ
- ローズ・チェラミー - サリー・カークランド
- ガイ・バニスター - エドワード・オスナー
- ジャック・ルビー - ブライアン・ドイル=マーレイ
- 上院議員ロング - ウォルター・マッソー
- ディーン・アンドリュース - ジョン・キャンディ
- ビル・ニューマン - ヴィンセント・ドノフリオ
- ヌーマ・ベルテル - ウェイン・ナイト
- X - ドナルド・サザーランド
[編集] 受賞歴
- 1991年アカデミー賞
- 撮影賞:ロバート・リチャードソン
- 編集賞:ジョー・ハトシング、ピエトロ・スカリア
[編集] 日本語吹替
- 1994年10月9日(日)テレビ朝日「日曜洋画劇場」
オリヴァー・ストーン監督作品 |
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