EXODUS
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EXODUS | ||
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Utada の アルバム | ||
リリース | 2004年9月8日 | |
録音 | - | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 54分17秒(日本/米国盤) | |
レーベル | Island | |
プロデュース | Utada Hikaru、宇多田照實、Timbaland 他 | |
レビュー | ||
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チャート順位 | ||
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ゴールド等認定 | ||
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売上枚数 | ||
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Utada 年表 | ||
Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1 (2004年) |
EXODUS (2004年) |
ULTRA BLUE (2006年) |
EXODUS(エキソドス)は、2004年9月8日(日本)にリリースされたUtada(宇多田ヒカル)の世界デビューアルバム。
[編集] 概要
- 全曲英語詞。
- 米国の大手レコードレーベルであるIsland Def Jam Music Groupと契約したのは2003年であり、日本での東芝EMIとは別系列のレコード会社と異例の同時契約を結んだことで話題となった。「Utada」が「宇多田ヒカル」とは別名義の洋楽アーティストとして扱われるのはそのためである。
- レコード契約から発売まで1年以上を要したのは、レコード会社の幹部が交代するなど環境の変化により、求められる作品のコンセプトが変わったことなどがあると言われている。
- レコード会社での分類が洋楽扱いであったため、オリコンでも洋楽扱いとなり、レンタルCDでは発売から1年間はレンタル禁止だった。但し、宇多田ヒカルと同一人物ということでCDショップやラジオ局によっては邦楽(J-POP)扱いされるケースも見受けられた。
- 日本では2004年9月8日に先行発売された。オリコンの初動売上は52.4万枚(洋楽史上最高)を記録。累計で107万枚を売り上げた。
- 「Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1」と合算すれば、年間セールスのトップとなる400万枚前後を売り上げたことになるが、上記の理由により日本ゴールドディスク大賞の邦楽アーティスト・オブ・ザ・イヤーの対象にならなかった。(邦楽はORANGE RANGE、洋楽はQUEENが受賞)
- 米国では10月6日に発売された。初動セールスは7105枚。発売1か月で約2万枚の売り上げ。最高位160位(ビルボード)。全世界での累計出荷枚数は135万枚(Universal Music)。
- あの「宇多田ヒカル」が名義も新たに「Utada」として全米デビューをするとあって発売当初日本ではかなり話題になり、ミリオンヒットを記録した。しかし本作を全米で発売する際、当初予定されていた大掛かりなプロモーションは実際には行われなかったために、肝心の本国アメリカではヒットに恵まれず、現在では「全米デビューは失敗だったのでは?」という評価が多くみられる。
- 米国のiTunes Music Storeでは最高位1位、Amazon.comでは最高位32位を記録。
- この後本格的に全米進出かと思われたが結局のところ日本でメジャーデビュー後に全米発売したアルバムは2006年6月現在、この1枚だけである。
- 2005年に入ってから、MTVジャパンが立ち上げた携帯電話向け音楽・動画配信サイト「FLUX」のタイアップに全収録曲が使用された。アニメーションはSTUDIO 4℃のアニメーター森本晃司らが担当し、独創的な世界観は高く評価された。「Opening」のアニメーションは宇多田ヒカルの「Passion~single version~」のPVにも使われている。
- タイトルのEXODUSは、彼女のファイバリットアーティストであるBjorkがかつて組んでいたバンドから来ているのではないかとの説もある。
[編集] 収録曲
- Opening (オープニング)
- Devil Inside (デヴィル・インサイド)
- 米国でのリードトラック。リミックスがビルボードのクラブチャートで1位を獲得。
- Exodus '04 (エキソドス’04)
- 米国ではシングルカットされた。
- THE WORKOUT (ザ・ワークアウト)
- Easy Breezy (イージー・ブリージー)
- Tippy Toe (ティッピー・トウ)
- Hotel Lobby (ホテル・ロビー)
- Animato (アニマート)
- Crossover Interlude (クロスオーヴァー・インタールード)
- Kremlin Dusk (クレムリン・ダスク)
- You Make Me Want To Be A Man (ユー・メイク・ミー・ウォント・トゥ・ビー・ア・マン)
- 2005年秋にアルバムがイギリスで発売される際に先行シングルとして発売された。
- Wonder 'Bout (ワンダー・バウト)
- Let Me Give You My Love (レット・ミー・ギヴ・ユー・マイ・ラヴ)
- About Me (アバウト・ミー)
- You Make Me Want To Be A Man (Bloodshy & Avant Mix) (全英ボーナス・トラック)
- You Make Me Want To Be A Man (Junior Jack Mix) (全英ボーナス・トラック)
オリコン週間アルバムチャート第1位 2004年9月20日付 |
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前作: TOKIO 『TOK10』 |
Utada 『EXODUS』 |
次作: ゆず 『1 ~ONE~』 |