CQC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
CQC(クローズ・クォーター・コンバット、近接格闘、英:Close Quarters Combat)は、CQB(近接戦闘 Close Quarter Battle)よりも更に接近した距離での戦闘もしくは、その距離での戦闘技術。ただし、CQBに含まれる場合もある。銃火器を使用することが困難な状況であるため、ナイフや打撃武器、紐などの武器、あるいは徒手での格闘などに重点が置かれる。
テロなどの脅威が増す情勢下、CQBの一部として、あるいは相手を殺害せずに捕縛する技術として、世界中の警察・軍などによって重要視されるようになる。
[編集] 歴史
イギリスのウィリアム・フェアバーンが柔術、中国武術などを基に編み出した「フェアバーン・システム」や「無音殺傷」(Silent Killing)は、CQCに特化した最初の格闘術である。ただし、当時はCQCといった呼び方は無かった。フェアバーンが教えた技術は、その後、彼の弟子や各国の軍などにおいて改良され、現在に至っている。また、フェアバーンの弟子であるレックス・アップルゲートはCQCの世界的権威とされ、自身の技術を各国の軍や警察で指導した。
フェアバーン・システム以外にも、各国はそれぞれCQCにおける戦闘技術を研究している。
[編集] メタルギアソリッドの中でのCQC
コンピュータゲーム『メタルギアソリッド3』において、毛利元貞監修のもとCQCが扱われている。 ゲーム内においてCQCは「『特殊部隊の母』ザ・ボスによって考案され、主人公ネイキッド・スネークの協力を得て、完成された」という設定になっている。
作品中のCQCは、ナイフ及び徒手を使った格闘のみに限定されている。まず相手を掴んで捕縛し、そこから投げたり、首を絞めたり、ナイフで殺害したりすることができる。また捕縛した敵を盾にして他の敵と銃撃戦を行ったり、ナイフを突きつけて尋問することもできる。さらにザ・ボスが使うCQCでは、相手が持つ武器を分解して無力化してしまう。
メタルギアソリッド本編では「今のところ」CQCを使えるのはこの二人だけだが、「メタルギアソリッド3 サブシスタンス」に搭載されている「メタルギアオンライン」では、オセロットはおろか一般の兵士ですら、スネークとほぼ同様のCQCを扱うことが出来る。しかし、スネークのものと比べて威力が格段に低い上、使用後バランスを崩してよろけるため、拘束も行なえない。
[編集] 関連項目
この「CQC」は、軍事に関連した書きかけ項目です。この項目を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。(関連: ウィキポータル 軍事 - ウィキプロジェクト 軍事) |