黒田長成
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黒田長成 (くろだ ながしげ、慶応3年5月5日(1867年6月7日) - 昭和14年(1939年)6月14日)は、日本の政治家で侯爵。号は桜谷。
筑前国(現・福岡県)出身。父は筑前福岡藩の最後の藩主黒田長知であり、黒田長政から数えて福岡黒田家13代目の当主である。位階は従一位、勲等勲章は勲一等旭日桐花大綬章。
1867年に第12代福岡藩主黒田長知の長男として生まれ、1878年に家督を相続して福岡黒田家13代目の当主となる。1884年に侯爵を授けられる。1889年、宮内省の式部官に任じられるが翌1890年に依願免官。1892年には満25歳に達したために貴族院議員となる(侯爵議員)。1894年から1924年までの約30年間、貴族院副議長を務めた。1924年に枢密顧問官に任じられ、以後終生その官にあった。1939年に薨去。
「万年副議長」と呼ばれるほど貴族院副議長を長く務めた。政治家の金子堅太郎、歴史家の藤井甚二郎、漢詩人の中島利一郎と交流があり、また、漢詩や書を多く残した。
息子の黒田長礼は鳥類学者。