黒田節
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黒田節(くろだぶし)は九州福岡県の民謡。「酒は飲め飲め飲むならば…」の歌詞で有名。電波に乗った初期の頃は黒田武士と表記された。
雅楽の越天楽のメロディーにさまざまな歌詞を当てはめて歌う越天楽今様が元になっている。元々は筑前今様と呼ばれた。
福岡藩の武士たちに歌われていたものが全国に広まり、黒田氏の武将母里太兵衛が福島正則邸で歌った事でも知られる。
酒豪で知られる黒田氏の武士に殿様が酒を勧め、見事飲み干してしまい。褒美に殿様自慢の槍を貰うという逸話に基づいている。
戦前に、市丸、小唄勝太郎と並び称された人気芸者歌手である赤坂小梅によってレコード化され、有名になった。 戦前は「黒田武士」の題で吹き込んだが、戦後に吹き込んだものはすべて「黒田節」の題。 彼女の十八番であり、「黒田節の小梅か、小梅の黒田節か」と言われたものである。
シャ乱Qがシングル『ズルい女』のカップリングでカバーしている。